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「スピリチュアリズムを始めたのは誰でしょうか」               —東京スピリチュアリズムサークル2020年7月の読書会に参加して—


 雨が降ったり止んだりする中、7月の読書会に参加しました。7月に入り、東京で新型コロナウイルスの感染者がどんどん増えてきて、また読書会が中止になるかも知れないと思っていたのですが、他の参加者の方たちも同じことを考えていたようです。読書会を始める前に、皆でテーブルや椅子の消毒をするという準備作業は、どうやらこの先も続くことになりそうです。


 今回の読書会は、インフォメーション№33(2020年1月29日)、“『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムの確立を!”、を中心にして、2月、3月、6月に学んだ『救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像』をより深い観点から学習しました。

 シルバーバーチは、インフォメーション№33の冒頭にあるように、「たった一つの重大な原因である“霊の力”の働きかけによって、地上世界は確実に改善されている。もし1848年に始まったその“霊の力”がなければ、地上はもっと悲惨な状況になっていた。」と述べています。

 このシルバーバーチの言葉から、地球を救う“たった一つの重大な原因”とは、スピリチュアリズム運動を指していることが分かります。さらにこの言葉は、スピリチュアリズム運動が霊界から興された“霊界主導”の運動であり、地球人類を救済することができる唯一の方法であることも明らかにしています。つまり、『霊界主導の地球人類救済計画』という定義が、スピリチュアリズム運動を最も的確に表していることになるわけです。今まで地球人類の救いに関して、これほど重大で深遠な内容が明らかにされたことはありませんでした。

 スピリチュアリズム運動は、霊界の高級霊団によって進められている運動ですが、では、この運動が興されたそもそものきっかけは何だったのでしょうか。それは、“悲劇の中で苦しんでいる地球人類を何としても救いたい!”というイエスの強い決意です。“スピリチュアリズム運動”とは、このイエスの決意によって始められたものだったのです。

 繰り返しになりますが、スピリチュアリズム運動の定義は『霊界主導の地球人類救済計画』です。ここに“霊界主導”とありますが、これを具体的に言うと“イエス主導”ということです。スピリチュアリズム運動には地上の宗教のような教祖や創始者はいません。しかしそれは範囲を地上世界に限った場合です。視点を霊界にまで広げれば、スピリチュアリズム運動の創始者は“霊界のイエス”ということになるのです。

 ではイエスの思い描いているスピリチュアリズム運動とはどんなものなのでしょうか。スピリチュアリズム(スピリチュアリスト)には、心霊現象レベル、知識・思想レベル、そして実践・信仰レベル(これをハイレベル・スピリチュアリズムといいます)の3つのレベルがありますが、イエスの願っているスピリチュアリズム(スピリチュアリスト)は、ハイレベル・スピリチュアリズムです。何故なら、このハイレベル・スピリチュアリズムの段階に到達しなければ、真の救済である“霊的成長を”得ることができないからです。霊的真理を手にした人一人ひとりが日常生活の中でハイレベル・スピリチュアリズムを実践し、それが世界中の人々に行きわたった時、スピリチュアリズムの最終目的である「全人類の救い」、つまりイエスの願いが初めて達成されるのです。

 『シルバーバーチの霊訓』は、シルバーバーチという一人の霊の個人的なメッセージではありません。これは他の霊界通信と大きく異なる点です。『シルバーバーチの霊訓』で明らかにされている霊的真理は、イエスを中心とする高級霊たちが審議会を開いて決定したものです。イエスたちは地球人類を救済するために必要な霊的真理を、『シルバーバーチの霊訓』という形で地上に降ろしてくれたのです。

 『シルバーバーチの霊訓』にはイエスと高級霊たちの愛と叡知、そして地球人類を何としても救いたいという強い願いが込められています。『シルバーバーチの霊訓』は“イエスの教え”なのです。つまり、『シルバーバーチの霊訓』を知ったということは、“イエスの教えを知った、授かった”ことを意味しているのです。ですから、『シルバーバーチの霊訓』と出会い、霊的真理を手にした私たちには、イエスの願う、『シルバーバーチの霊訓』を中心とした、“ハイレベル・スピリチュアリズム”を世界に広めていくための「霊界の道具」として働いていく使命があるのです。


 私は今回の学びの中で、主催者の方の“『シルバーバーチの霊訓』を知ったということは、イエスから最高の教えを授かったということです”との言葉を聞いた時、ある種の衝撃が走りました。『シルバーバーチの霊訓』との出会いが、そこまで深い意味を持っていたとは考えてもみなかったからです。スピリチュアリズムの霊的真理を知ったということは、地上で言葉を交わしていないだけで、イエスから直接教えを受けたのと同じです。そしてもし、“イエスの教えを信じること”がクリスチャンであるとするなら、ハイレベル・スピリチュアリズムを実践し、それを広める霊界の道具になっている人こそ“真のクリスチャン”といえるのではないかしらと思いました。

 とすると、イエス(霊界)が認める本物のスピリチュアリストは、本物のクリスチャンでもあることに気がつき、自分の視野が広がったような気持になりました。さらに、『シルバーバーチの霊訓』が今後の人類にとっての『新しいバイブル』であることへの理解が深まったのも感じたのです。

 実は私にとってキリスト教の『バイブル』は、“一番わけの分からない本”でした。すべてではありませんが中学生や高校生のころに何度か読んだことがありました。その度に素直に納得できることも書いてあるけれども、気に入らない者には罰を与え、亡ぼしてしまうなど、どう考えても納得できない内容に、“本当の神様はこんなことなさらない!”と思い、キリスト教にもイエスにも反発していました。その当時は、キリスト教の『バイブル』が人工的に作られた本であることなど知らなかったので、“こんなわけの分からない教えを説くイエスなんて、きっと怪しげな人物に違いない”と思っていたのです。知らなかったとはいえ、今考えると冷や汗が出ます。そんな私がイエスの真の教えを受け取っていたという事実に、霊界の導きの綾のようなものを感じて感慨深いものを覚えました。

 イエスから託された使命は、私にとって正直な所、尻込みしたくなるほど荷が重いのですが、“求められているのは、どんなに未熟でも今できる精いっぱいの努力をすること”という言葉を力にして、本物のスピリチュアリストへの道を目指して行こうと思っています。


※“スピリチュアリズム(スピリチュアリスト)の3つのレベル“については、東京スピリチュアリズムサークルのHP 2020年7月 読書会の学習ポイントと感想、または2020年4月のブログ記事をご覧ください。

※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

※お知らせ…次回の東京スピリチュアリズムサークルの読書会は、9月です。

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  ◎シルバーバーチの言葉 
     及び インフォメーション№33 参考箇所

◆「地上世界は、たった一つの重大な原因によって、着実に改善されております。その原因とは、“霊の力”が働きかけているということです。霊力が注がれた場所、有能な道具(霊媒・霊能者)を通して霊力が顕現したところには、必ずや霊的刷新の仕事が始まり、その仕事を通して物事の価値観が徐々にかわってまいります。
 今からほぼ1世紀前(1848年のハイズビル事件)に始まった、大々的な組織体制のもとでの霊力の降下がなかったならば、地上世界はもっともっと深刻な事態に陥っていたはずです。偉大なる影響力が全世界にはたらきかけてきたからこそ、この程度ですんでいるのです。」        (The Seed of Truth)

◆「皆さんは今、霊界での審議会で用意された叡智がこの私を通して届けられるのをお聞きになっていらっしゃるのです。それを広めることによって叡智と理解力とが増すにつれて、人類は大霊の摂理にそって生きることができるようになります。大霊の摂理に忠実な生き方ができるようになるのです。」     (A Voice in the Wilderness )

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〇インフォメーション№33 P2 
・地球人類を救済する“霊の力”とは、スピリチュアリズム以外にはありません。地上世界と地球人類の運命を根本から変え、真の意味で人類を救済することができるのは、スピリチュアリズムという霊界の高級霊たちによる組織的な大計画以外にはないのです。地球人類にとって、これほど重大で深遠な啓示は、これまで存在してきませんでした。誰も知ることのなかった、まさに地球人類の救いに関する“最大の奥義”です。私たちスピリチュアリストは、他の人々に先駆けて、宇宙で“最大の秘密”を知ることになったのです。

〇インフォメーション№33 P2
・残念なことに、真っ先にスピリチュアリズムに導かれたスピリチュアリストの多くが、スピリチュアリズム運動の霊的背景とその使命の重要性を自覚していません。心霊現象への好奇心にとらわれたり、霊的知識の収集に躍起になって、地球人類の運命については、全く関心を示してこなかったのです。霊界の高級霊から見れば、そうした人間はスピリチュアリストとして失格です。

〇インフォメーション№33 P2
・スピリチュアリズムとは——「霊界主導の地球人類救済計画」です。これがスピリチュアリズムについての最も端的な定義です。そして私たちスピリチュアリストは、そのスピリチュアリズム運動を進める地上の兵士なのです。私たち地上のスピリチュアリストは、霊界の大霊団の地上の道具として働くことによって地上世界を変革し、地球人類を救済するという最高の奉仕に参加することができるのです。スピリチュアリストには、「霊界の道具」として霊界の人々と一緒に人類救済という大事業を成し遂げていく使命が与えられています。他の人々に先駆けて霊的真理を知ったことで、一般人にはない全人類に対する責任が発生しているのです。

〇インフォメーション№33 P4
・スピリチュアリズムは、「霊界主導の地球人類救済計画」です。霊界主導とは、その計画は「イエスを中心とする高級霊界の大組織(大霊団)」によって推進されているということを意味しています。そして私たち地上のスピリチュアリストは、その大霊団に所属する地上の前線部隊ということになります。したがって、私たちが霊界の大霊団の地上の道具としてスピリチュアリズム運動に参加するとき、それはイエスの決意を地上で実行していることになるのです。


〇インフォメーション№33 P4
・スピリチュアリズム運動は、地球人類を救済するという目的を達成するために、イエスによって興され、イエスによって進められている大計画です。この大計画は、イエスのもとに総動員された高級霊たちの一糸乱れぬ組織活動によって進められてきました。今、霊界を挙げて推進しているスピリチュアリズム運動は、「何としても地球人類を救いたい!」というイエスの決意と願いから始まった、人類史上初めての大プロジェクトなのです。

〇インフォメーション№33 P7 
・霊界主導のスピリチュアリズム運動は、『シルバーバーチの霊訓』に代表される高級霊訓を地上にもたらすことを目的として進められました。スピリチュアリズム運動の指揮を執るイエスの願いは、地上に『シルバーバーチの霊訓』をもたらすことであったと言っても過言ではありません。その願いに応えるためには、地上のスピリチュアリズム運動を『シルバーバーチの霊訓』を中心とするものにしなければなりません。

〇インフォメーション№33 P11 
・霊界が認める本物のスピリチュアリストとは、『シルバーバーチの霊訓』の内容を正しく理解し、それを実践する人間のことです。そうしたスピリチュアリストになってこそ、スピリチュアリズム運動を推進している高級霊たちの苦労に報いることができるのです。
 これまでのスピリチュアリズムは、霊界から見たとき、あまりにも未熟な段階にありました。しかし今や、本当のスピリチュアリズム運動が世界に先駆けて日本において確立され、私たちスピリチュアリストは、イエスの願いに真っ先に応えようとしています。日本のスピリチュアリストには、世界に率先して本物のスピリチュアリストの手本を示し、真のスピリチュアリズムの道を開拓する使命が託されています。『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムの確立が霊界から期待されているのです。

「せっかく手にした霊的真理が“読んでいるだけ”になっていませんか」     —東京スピリチュアリズムサークル 2020年6月の読書会に参加して—


 時おり梅雨の晴れ間の日差しがのぞく中、3か月振りに開かれた読書会に参加することができました。参加した皆さんからは、また顔を合わせて学べるうれしさと、少しホッとしたような和やかな気持ちが伝わってきました。入館する際のアルコール消毒や窓の換気、マスクの着用など今までとは違った点もありましたが、それも新しい日常の一部分となりつつあるのでほとんど気になりませんでした。

 今回の読書会は、2月・3月の復習を兼ねて、『救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像』を人に正しく伝える時のために必要なポイントを中心にして学びました。


 『スピリチュアリズム運動』は、“悲劇の中で苦しみ不幸に喘いでいる地上人を何としても救いたい!”、という高級霊たちの純粋な愛の思いから起こされた『地球人類救済計画』です。従って主役は霊界の人々(イエスを中心とする高級霊たち)であり、その目的は「すべての地球人類の救済」です。

 高級霊たちは、戦争を始めとするさまざまな地上の悲劇の根本原因は、「霊的無知(霊的なことを何も知らない、分からない)」にあるとしました。そこで「霊的真理・霊的知識」を地上に降ろして地上人を「霊的無知」から解放し、「霊的知」へと導くことで人類を救済する計画を立てたのです。
 その計画の初めが、1848年にアメリカのニューヨーク州で起こった「フォックス家(ハイズビル)事件」です(『スピリチュアリズム入門』P28~P29参照)この事件の重要点は、地上と霊界にいる霊との間に通信が成立し、その内容が事実として証明されたことです。そしてそれは後に次々と起こされた驚異的な心霊現象の科学的研究によって「霊魂説」を証明するための道を開きました。こうして「霊魂説」が証明されたことで、「霊的無知」な地上人にも、霊界通信による「霊的真理・霊的知識」を受け入れる準備が整ったのです。

 私はこのお話を聞いている時に、“この「フォックス家事件」の意味を正しく理解している人は、どのくらいいるのだろうか。ラップ現象そのものは、それほど珍しい心霊現象ではないので、きっとほとんどの人が他のラップ現象と同じものだと考えているのではないかしら?”、と思いました。

 こうして人々の準備が整ったところで、霊界からは霊界通信によって次々と霊的真理や情報が送られてきました。その中で人間にとって最も大切である「霊的成長」に関わる重要な霊的真理や霊的知識を伝えてきた高級霊界通信が、『世界三大霊訓』(アラン・カルデックの『霊の書』、ステイントン・モーゼスの『霊訓』、モーリス・バーバネルの『シルバーバーチの霊訓』)です。

 中でも『シルバーバーチの霊訓』は、イエスを中心とする高級霊たちが人類の霊的成長に必要な内容を審議して、それをシルバーバーチがメッセンジャーとなって地上人に伝えられた、人類にとって『真のバイブル』というべき人類史上最高の霊的叡知であり、スピリチュアリズム思想の最高峰です。しかし多くの人がまだこの『シルバーバーチの霊訓』を、“シルバーバーチ”という個人の霊のメッセージだと誤解しています。

 さて、高級霊たちはさまざまな困難を克服して地上に霊的真理を降ろしてくれました。ここまでのプロセスは霊界側の責任でした。ここから先は、降ろされた「霊的真理・霊的知識」によって、「霊的無知」から「霊的知」へと変化した地上人に責任が移ります。なぜならこの先は、地上人が自分の力で進めていかなければならないからです。そのプロセスはまず、霊的真理を受け入れることのできた地上人一人ひとりが、その真理を正しく理解し、日々の生活の中で正しく実践することから始まります。その上に“神と摂理への絶対信頼”という正しい信仰心を積み上げることで、初めて真の救いである「霊的成長」の道を歩めるようになるのです。「すべての人類を救済する」というスピリチュアリズム運動の最終目的はこの方法でしか達成されません。

 しかし、インターネット上で見る『スピリチュアリズム』や『シルバーバーチの霊訓』に関するブログなどを見ても、この2つを正確に捉えている記事は、ごくわずかしかないのが現状です。この状態を解決するためには『スピリチュアリズム運動』全体についての正しい理解が不可欠なのです。さらに今、私たちが学んでいる『全体像』は、霊界の高級霊たちによって立てられた「地球人類救済計画」の見取り図であり、霊界の人々は、「地上人が一刻も早くこの計画を知り、少しでも早く“信仰・実践レベルのスピリチュアリズム”に行きついて欲しい」と願っているのです。


 私は今回の学びの中でこの最後のお話がとても印象に残りました。さらにシルバーバーチが霊訓の中で「今回の地上生活を終えるまでに、あなた方一人ひとりに果たさなければ役割がある」と語っているのを目にした時、今まで以上に“霊的真理を実践して欲しい”という、霊界の人々の切実な願いが強く伝わってくるのを感じたのです。地上人が霊的真理を実践し、摂理に添った生き方をするようになれば、いま世界中で問題になっている“新型コロナウイルス”のような病気が発生することはありません。このウイルスを発生させた真の原因は、人間の“摂理違反の積み重ね”にあるからです。そして“未熟さの塊のような私だけれども、残りの地上人生で少しでも自分の果たすべき役割を果たしていけるようになりたい”と思ったのでした。


 久しぶりの読書会でしたが、実は私自身は6月の初めごろから気管支の調子が悪く、読書会への参加を前日まで迷っていました。しかしどうしても参加したいという気持ちが強くて思いきって出席したのです。一番の懸念は途中で咳き込んでしまうことだったのですが、主催者の方やメンバーの方々の理解もあって、咳き込むこともなく無事に家までたどり着くことができました。その中でずっと霊界からのサポートを感じると同時に、こんな未熟な私にまでも力を貸してくださる霊界の方々の深い愛も感じていました。今は、“霊界の方々の愛に少しでも報いるために、自分の未熟さや非力さを嘆く前に、真理実践の努力を精いっぱいしていこう”と静かな気持ちの中で決意を新たにしています。


 ※『救済の観点から見たSPの全体像』については、東京スピリチュアリズムサークルのHP 2020年6月 読書会の学習ポイントと感想ニューズ・レター24号・及び25号、または2020年2月・3月・4月のブログ記事をご覧ください。

 ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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   ◎シルバーバーチの言葉

◆「真理を手にしたら、その時から、それをいかに使用するかについての責任が問われるということです。」     (「シルバーバーチ新たなる啓示」 P100 ハート出版)

◆「真理に忠実な生活を送ってくだされば、私たちの仕事もいっそうやりやすくなります。霊界からのメッセージに耳を傾け、心霊現象の中に霊的真理の一端を見いだした人々が、我欲を捨て、可能なかぎり自らの魂を引き上げてくださるなら、なおいっそう大きな成果をあげることができるでしょう。」    (『シルバーバーチの教え・上』 P37 スピリチュアリズム普及会)

◆「知識が増えるにつれて責任も大きくなることをわたしが繰り返し説いてきたことはご存知でしょう。霊的知識を手にすれば、その時点からその活用の仕方に責任が付加されます。その知識の分だけ生活水準が高まらないといけません。高まらなかったら、その代償を支払わされます。ごまかしは利きません。知識を授かったからには、言い逃れはゆるされません。宇宙の機構がわかり生命の秘密が明かされたからには、隣人に対して、世の中に対して、そして自分自身に対して、より大きな責任を付加されたことを自覚しないといけません。生活が豊かとなり、神聖さを増し、人のために役立ちたいという願望が内部で燃えさからないといけません。
 もしもそうならなかったら、その知識はその人のものになり切っていないことを意味します。素通りしていっただけだったことになります。」      (『霊性進化の道しるべ』 P227 スピリチュアリズム普及会)

◆「私たちはきっと目的を成就します。自ら犯した過ちから人類を救い出し、もっと気高くて優れた生き方を教え、奉仕の人生を送ることによって魂と霊と精神を豊かにし、この世的な平和や幸福ではなく、崇高で霊的価値のあるものを得させてあげたいと願っているのです。」     (『シルバーバーチの教え・上』P34~P35 スピリチュアリズム普及会)

◆「あなた方に、地上に真理を広めるための壮大な計画の一端を知ってもらい、私たち霊界の者がこうして物質の世界へ戻って来たのは、それを推進するためであることを理解していただきたいからです。そして今回の地上生活を終えるまでに、あなた方一人ひとりに果たさなければならない役割があることを知っていただきたいのです。」     (『シルバーバーチの教え・上』P48 スピリチュアリズム普及会)


「新型コロナウイルスを発生させた真の原因は何でしょうか」


 今、日本の季節は初夏となり、植物は勢いよく若葉を茂らせ、色とりどりの花々が競いあうように咲き、動物たちも次の世代を育てる営みに大忙しです。まさに冬の間に蓄えてきたエネルギーが一気に解放され、生命力あふれる美しい季節です。

 一方、人間界へ目を向けると、思いもよらない“新型コロナウイルス(covid-19)”の発生によって、世界中が上を下への大騒ぎです。日本でも4月7日に“緊急事態宣言”が発令され、“Stay home(家にいましょう)”となってしまい、せっかくの大自然の恵みも残念ながら外へ出かけて満喫するというわけにはいかないようです。

 私も楽しみにしている読書会が4月に続いて5月も中止になってしまい、ちょっぴり恨めしい思いでいます。こうなると、“新型コロナウイルスは何が原因で発生したのだろう?”と思う人も多いのではないでしょうか。私もちょっと気になって調べてみたところ、病気が発生したのが2019年12月の中国湖北省武漢市で、遺伝子の配列が96%一致しているところから、コウモリ由来のウイルスであることは間違いがなさそうですが、はっきりした細かなことはまだ分かっていないというのが、現状のようです。

 さて、この問題を“物質的視点”からではなく、“霊的視点”からみるとどうなるのでしょうか。そこで今回は霊的視点から見たコロナウイルスの発生原因についてお伝えしてみたいと思います。


 “ウイルス”というと、私たちはすぐに“害を及ぼす悪いもの”と考えがちですが、本当はそうではありません。今回の“新型コロナウイルス”が本来の宿主(しゅくしゅ・寄生する相手の生物)であるコウモリには害を及ぼさないように、本来人とウイルスは共生していくことができるようになっています。ではなぜ、人間の生命を奪うようなウイルスが発生してしまったのでしょうか?それについてシルバーバーチは霊訓の中で、「人類の生き方がどこか間違っていることの証拠です。」とはっきりと述べています。シルバーバーチの言う、「どこか間違っている」というのは、“摂理から外れている”ということです。

 この宇宙は絶対不変の大霊の摂理によって運行されています。植物や動物たちは、摂理から外れた生き方をすることはありません。しかし、人間は摂理に背いた生き方をすることが可能です。なぜなら人間には“自由意志”が与えられているからです。とはいっても無制限に好き勝手ができるわけではなく、食べすぎればお腹をこわすように、ある段階までくると摂理に従う道が示されるようになっています。人間に与えられている“自由意志”とは制限つきの自由意志なのです。

 2020年2月・3月の読書会の『救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像』で学んだように、人類は、霊的なことを何も知らない「霊的無知(唯物主義)」のために、“この世がすべて・目に見えるものがすべて”だと考える「物質中心主義」や、“自分や自分の家族さえよければいい”という「利己主義」を生み出してしまいました。しかし、宇宙は、“物質より霊的なことを中心にする”「霊中心主義」や、“自分の利益よりも他人や全体の利益を優先する”「利他主義」によって、調和が保たれるようになっています。

 ところが今の地球は、“自国ファースト(自国第一主義)”に代表されるように、個人から国家レベルに至るまで、摂理から外れた考え方や行為が横行し、調和を乱しています。しかしこのような摂理から外れた行いがいつまでも続くはずがありません。人間に与えられている自由意志が制限つきのものである以上、いつかは摂理に戻る道を歩まなければならない時が必ずやってきます。その一つが“新型コロナウイルスの発生”という形で表れたのです。今回の“新型コロナウイルス”を発生させた真の原因は、霊的無知と間違った自由意志の使い方によって、摂理から外れた考え方や行いを積み重ねてきた、他ならぬ私たち自身だったのです。

 このウイルスの発生は、物質中心・経済中心、そして自己中心的な考え方や行いをくり返している人類に対して、“これ以上、摂理から外れた生き方をしていてはいけませんよ、もっと霊的なことに心を向けなさい!”と警鐘を鳴らしてくれているのです。物質中心・自己中心の生き方をしていては、いつまでたっても人間にとって一番大切である“霊的成長”をすることができません。その点から見ると、今回のウイルスの発生は、人類全体が霊的に向上するための道を示し、肉体に埋もれていた霊性が目覚めるきっかけを与えてくれる、ある意味ありがたいものだとも言えるのです。


 私は、この新型コロナウイルスをつくり出してしまった責任は、私自身にもあると思っています。日常生活で自己コントロール力の不足や間違った自由意志の使い方を度々しているからです。“自己責任の法則”により、自分で蒔いた“摂理違反”という種から実った果実は、たとえそれが苦くて美味しくないものであってもきちんとそれを味わい、摂理から外れた軌道を修正していかなければなりません。私はその償いの責任からは逃げることなくきちんと向き合っていくつもりです。今回のことで自分を律する網の目をより細かくするとてもいいチャンスを与えてもらっていると感じています。

 そしてこのような状況の中でも、私が死に対する恐怖に怯えることなく、これからの人生に対して悲観的な感情を持たずにすごせているのは、スピリチュアリズム、とりわけシルバーバーチの霊的真理のお陰以外の何ものでもないことを改めて実感しています。私を真理へと導いてくださった霊界の方々に感謝するとともに、“今回のことが一人でも多くの方の霊的な目覚めのきっかけになってほしい!”、“少しでも早く、一人でも多くの方に霊的真理との出会いが訪れてほしい!”と願う気持ちがよりいっそう強くなっています。

 最後になりましたが、今、この病気になられている方々の少しでも早いご回復と、自分の身を投げ打って最前線で働いてくださっている医療関係者を始め、私たちの生活を支えてくださっているすべての方々に心からの称賛と深い感謝の気持ちを送りたいと思います。


 ※『救済の観点から見たSPの全体像』については、ニューズ・レター24号及び25号、または2020年2月・3月のブログ記事、「自由意志」については、スピリチュアリズム普及会HPの『スピリチュアリズムⅡ』の2章(7)神の摂理と人間の自由意志をご覧ください。

※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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   ◎シルバーバーチの言葉

◆「そもそも人間の生命を奪うようなウイルスが発生するということは、人類の生き方がどこか間違っていることの証拠です。人類の生き方は地上のすべてに反映するのです。生き方を正せば、そういう克服できそうにない問題は生じなくなります。人類の行動と環境との間には不離の関係があるのです。」     (『シルバーバーチ最後の啓示』 P83 ハート出版 )

◆「自由意志を行使できるといっても、あくまでもあなた方が到達した進化の段階の範囲内でのことです。なんでも思うようにできるというものではなく、各自が到達した進化のレベルによって制約を受けるのです。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P160 スピリチュアリズム普及会)

◆「自由意志は大霊から授かった権利です。が、その使用を誤ると代償を払わなければなりません。摂理にのっとった生き方をすれば豊かな恩恵を手にすることになります。もし摂理に反した生き方をするなら、それ相当の結果を刈り取らなければなりません。前者は平和と幸福と豊かさをもたらし、後者は悲劇と戦争と流血と混乱を招きます。」      (『シルバーバーチの教え・上』 P106 スピリチュアリズム普及会)

◆「人間には自由意志が与えられています。大霊から授かった力を駆使し、正しいことと間違ったことを判断する叡智を働かせるなら、地上界を“エデンの園”にすることができるのです。それを怠り、地上界をゴミやホコリで汚しておいて、人間が招いた悪い結果をどうして大霊に押しつけることができるのでしょうか。」      (『シルバーバーチの教え・上』 P175 スピリチュアリズム普及会)

◆「神の摂理に逆らった生き方をする人は、自ら苦い結果を刈り取らなければなりません。摂理に素直に従って生きる人は、物的な面においても霊的な面においても、幸せと豊かさを手にすることになります。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P44 スピリチュアリズム普及会)

◆「摂理に逆らった生き方をする人は、一人の人間であろうと大勢の集団であろうと、民族であろうと国家であろうと、いつかはその代償を払わなければなりません。摂理の働きが完璧であることはいつも説いている通りです。その働きは人間の目には見えないかもしれませんが、原因と結果は常に連鎖しています。摂理がそのようになっているからです。何度も述べてきたことですが、それを改めて説くのは大霊の摂理がすべてだからです。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P104~P105 スピリチュアリズム普及会)

◆「何事も摂理にのっとって行動し、それに反することがないようにしなければならないという認識が行きわたるまでは、地上界に混乱と破滅と惨事が絶えることはないでしょう。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P105 スピリチュアリズム普及会)

◆——この地球上での体験、すなわち戦争、痛み、物心両面の苦しみ、病気、悲しみ、憎しみ、喜び、幸せといったものはみな人類の進化のために必要不可欠なもので、神の計画の一環なのでしょうか。

 「いいえ、違います。戦争は大霊がやらせているのではありません。病気は大霊が与えているのではありません。いずれも地上人が自由意志の行使を誤ったために引き起こしているのです。学ぶべき教訓というものがあることは事実です。しかし、それは身の毛もよだつ蛮行や冷酷な行為に訴えなくても学べます。人間の行為と大霊の行為とを取り違えてはいけません。」      (『シルバーバーチの教え・上』 P62 スピリチュアリズム普及会)

◆「これから地上には、いくつもの大きな変化が生じます。崩壊や多くの大変動があるでしょう、皆さんには暗黒と苦難の時代の到来のように思えるかもしれません。“たいへんな時代になった”と、おっしゃるかもしれません。しかし、そうした変動の背後には、地上世界を進化させようとしている大きな力が存在しているのです。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P66~P67  スピリチュアリズム普及会)

「霊訓を読んでいるだけでは霊的宝(真の救い)は得られません」       —東京スピリチュアリズムサークル2020年3月の読書会からー


 皆さんご存知のように今、世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大していてその勢いがなかなか止まりません。どの国の政府も感染拡大防止の対策に追われる日々を送っている状態です。感染された方々の少しでも早いご回復を心からお祈りするとともに、自分の身の危険を顧みずに力をつくされている、医療関係者を始めとする、すべての方々に深い感謝の気持ちを送りたいと思います。

 毎月開かれている読書会も、全国的な感染拡大の影響を受けて、残念ながら4月の読書会は中止になってしまいました。そこで今回は、前回、触れることのできなかった「スピリチュアリズム(スピリチュアリスト)の3つのレベル」についてお伝えしたいと思います。


●スピリチュアリズム(スピリチュアリスト)の3つのレベル
 一口にスピリチュアリズム(スピリチュアリスト)といっても、その内容、レベルはさまざまです。では、霊界の人々が望んでいるスピリチュアリズムやスピリチュアリストとは、どのようなレベル(内容)なのでしょうか。

①「現象レベルのスピリチュアリズム」
 これを現わすキーワードは、心霊現象・心霊研究・不思議なものへの好奇心です。これらの現象に興味をもつことは悪いことではありません。しかし、心霊現象や心霊研究というのは、死後の世界に対する証拠を求める人に必要なものです。従ってすでに死後の世界(霊界)の存在を受け入れ、人間は死後も霊として生き続けることを確信している人には、これらの現象は必要ありません。心霊現象や心霊研究は、スピリチュアリズムによる救済プロセスの入り口・準備段階にすぎないのです。

②「知識・思想レベルのスピリチュアリズム」
 これを現わすキーワードは、霊的知識・霊的思想への知的好奇心・知識欲です。霊界からの導きにより高級霊からもたらされた本物の霊訓(霊的真理)と出会ったということは、地上人として最高の恩恵に預かり、真の救済に至るための手引書・ガイドブックを手にしたという意味になります。しかし、これはゴールではありません。霊的真理との出会いは、救済プロセスの出発点・スタート地点に立つことができたというレベル(段階)なのです。

③「実践・信仰レベルのスピリチュアリズム」
 これを現わすキーワードは、信仰実践・霊的向上心・霊的成長です。シルバーバーチは霊訓の中で、霊的真理の実践の大切さをくり返し説いています。霊的真理はどれほどたくさんのものを集めても、ただ読んでいるだけではあまり意味がありません。何故なら一人ひとりが日常生活の中で、真理にそった行動・考え方を実践する(真理を実際に活用する)努力を続けることでしか、“霊的成長”という真の救いを得ることができないからです。そして、このレベル(段階)こそが霊界の人々が望んでいるスピリチュアリズム(スピリチュアリスト)なのです。
 霊的真理との出会いを果たした私たちに求められているのは、「現象レベル」「知識・思想レベル」のスピリチュアリズム(スピリチュアリスト)ではなく、より次元を高めた「実践・信仰レベル」という、ハイレベル・スピリチュアリズムなのです。


 私はこれを学んでいる時に思ったことがあります。それは、“どんなに素晴らしい数多くのレシピがのっている料理本やサイトがあったとしても、それをただ読んでいるだけではいつまでたっても料理はできず、料理を味わうためには実際に作ってみなければならないのと同じで、「霊的成長」という最高の宝物を手にするためには、霊的真理を日々の生活の中で実際に使っていかなければならない”、ということです。

 料理を作るためには、まず材料を準備することから始まり、切ったり火を入れたり味つけをしたりといろいろな手間がかかります。レシピ通りに作ったつもりでも失敗してしまうこともあります。私にとって霊的真理の実践が、少し油断するとすぐに顔を出し始める肉体の心や利己心や物質中心的なものの見方によって、失敗してしまうことは少しも珍しいことではありません。しかし、“料理の腕を上げていくためには数多くの失敗経験も必要であるように、「霊的成長」という素晴らしい料理(真の救済)を味わうためには、失敗をしても“真理の実践”という目標に向かって挑み続けていくことが大切なのだ“、といつも自分に言い聞かせては気を取り直しています。

 そして、新型コロナウイルスの感染拡大により、問題が山ほど出てきて“霊的真理どころではない”、というこんな時だからこそ、よりいっそう霊的視点に立ったものの見方・考え方や行動ができるように心掛けていかなければ、と自分の思いを新たにしています。


※今回学んだ学習内容については、ニューズ・レター24号“スピリチュアリズムのさらなる発展期を迎えて(実践的スピリチュアリズム時代の幕開け)”、またはスピリチュアリズム普及会HPのインフォメーション №33 “『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムの確立を!”をご覧ください。

※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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       ◎シルバーバーチの言葉

◆「スピリチュアリズムにおける様々な現象はそれぞれに意義があります。しかし、それはしょせんは注意をひくためのオモチャにすぎません。いつまでもオモチャで遊んでいてはいけません。幼児から大人へと成長しなければなりません。成長すれば、よろこばせ、興味を引くために与えられたオモチャは要らなくなるはずです。」      (『シルバーバーチの霊訓・1』 P126 スピリチュアリズム普及会)

◆「単なる知識の収集では大して価値はありません。もしもそれを他人のために使わないでいると、一種の利己主義ともなりかねません。」        (『霊性進化の道しるべ』 P98 スピリチュアリズム普及会) 

◆「死後の存続という知識を手にしたあともなお、いつまでも私的な交信の範囲にとどまっているようでは、これは重大な利己主義の罪を犯すことになります。」     (『地上人類への最高の福音』 P244 スピリチュアリズム普及会)

◆「時おり私がうんざりさせられるのは、霊界からの“高度な教え”を求めるだけで、何一つ困っている同胞のために手を差し伸べようとしない人間がいることです。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P103  スピリチュアリズム普及会)

◆「あなた方はすでに知識を持っています。霊的真理を手にしています。真理を知った者には、それを実践に移す責任がともないます。」      (『シルバーバーチの教え・上』 P72 スピリチュアリズム普及会)

◆「私は“行為”を要求しているのです。人のために役立つことをしてほしいのです。弱者を元気づけるようなことをしてほしいのです。病気に苦しむ人々を癒し、喪の悲しみの中にいる人を慰め、住む家もない人に宿を貸してあげてほしいのです。地上世界の汚点とも言うべきすべての害悪に、終止符を打ってほしいのです。」     (『シルバーバーチの教え・下』 P61~P62 スピリチュアリズム普及会)

◆「私たちが説いている教えは至ってシンプルなものですが、それを実行に移すには勇気が要ります。
 霊的真理を知り、それを実行しようと決意したとき、そして日常生活においてあらゆる問題に奉仕と無私の精神で臨むようになったとき、地上界に平和と調和が訪れます。」     (『シルバーバーチの教え・下』 P62 スピリチュアリズム普及会)




「本当に自分を救ってくれるのは誰でしょうか」               ——東京スピリチュアリズムサークル2020年3月の読書会に参加して——


 コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれた読書会でしたが、無事に参加することができました。季節が逆戻りしたような寒さも手伝ってか、電車の中も街を行きかう人もずいぶん少なく、会場に着いてからもいつものような子供たちの元気な声も聞こえず、とても静かな中で行われた読書会でした。

 今回の読書会は、先月に引き続き、『救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像』の後半部分を学びました。前回は、地球人類救済計画の全体の流れを学びましたが、今回は、「霊的真理を地上に降ろすまでのプロセス」と「霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス」を学びました。


●「霊的真理を地上に降ろすまでのプロセス」
 イエスを中心とする高級霊たちは、地上へ真理を降ろすために綿密な計画を立て、その手始めとしてまず、物理的心霊現象を起こしました。それが、1848年にアメリカで起こった“フォックス家事件”です。その後も霊界側は、次々と驚異的な幽霊現象・物質化現象を演出し、それをノーベル賞を受賞したような、当時の一流の科学者たちに徹底的に検証させました。その目的は、地上人の関心を霊界の霊に向けさせ「霊魂説」を証明するためです。 

 「霊魂説」とは、人間は死後も霊として存続し、その霊たちが住む死後の世界(霊界)が存在し、さらにその霊界にいる霊が地上に向けて働きかけることができる、ということです。

 こうして「霊魂説」が証明され、人々が死後の世界や霊の存在を認めるようになったことで、次の段階である「霊界通信」を送るための準備が整ったのです。

 ここで私たち地上人が心に留めておかなければならないことが一つあります。それは、“派手な物理的心霊現象の演出は霊界側の本意ではなかった”ということです。霊界側は、本当は「霊界通信」を送ることから始めたかったのです。しかし、物質中心主義によって“物質だけ・目に見えるものだけがすべてだ”、と思い込んでいる人々に、いきなり霊界から通信を送っても、まともに取りあってはもらえません。そこで霊や霊界の存在を証明して人々にそれらを認めさせるために、霊界側は苦々しい思いをしながら仕方なく、物理的心霊現象を起こすことから始めることにしたのです。

 私はこのお話を聞いた時、“人類はそこまでひどい霊的無知の状態に陥ってしまったのか”と、その時の霊界の人々の思いが伝わってきたような気がして、何だか悲しいようなガッカリしたような気持になってしまいました。

 さて、ようやく人々が霊界通信を受け入れられるようになると、次々と膨大な量の霊界通信が送られてくるようになりました。が、一口に「霊界通信」といっても高級霊からのものもあれば、低級霊からのものもあり、その内容はさまざまです。そこで、送られてきた通信内容を厳しく吟味して、人類の霊的進化の指針となるものとして選ばれたのが、『世界3大霊訓』と呼ばれる、アラン・カルデックの『霊の書』、ステイントン・モーゼスの『霊訓』、そしてモーリス・バーバネルの『シルバーバーチの霊訓』です。その中でも『シルバーバーチの霊訓』は、イエスを中心とする高級霊たちが審議をつくして、人類救済のために地上にもたらしてくれた、『真のバイブル』ともいうべき霊的叡智の結晶なのです。

 こうして霊界の霊たちが苦労を重ねて地上に降ろしてくれた“霊的真理”ですが、それだけで人類が救われるわけではありません。人類が救われるためには、霊界からもたらされた“霊的真理”を受け入れる時期のきた人が、その真理を実践していかなければならないのです。


●「霊的真理から救済に至るプロセス」
 霊界からもたらされた霊的真理を受け入れることができた人間は、まず、その霊的真理を正しく理解していかなければなりません。

 “霊的真理を正しく理解する”とは、まず“霊的真理を体系的に理解する”ということです。自分のわかるところだけ・自分の気に入ったところだけではなく、例えば、「神」や「死」についての知識を整理し、『神観』『死生観』のようにポイントをまとめて真理の全体を理解していくことです。

 そして次に、その“正しい真理の理解”のもとで、“正しい真理の実践”(人生を歩む上で何を実践すべきかを正しく把握する)、ということが必要になります。

 “正しい真理の実践”には、「霊主肉従の努力」、“周りの人々や動植物への愛の実践”と“霊的真理の伝道”という2つの「利他愛の実践」、そして「苦しみの甘受」(苦しみへの正しい対処)の4つがあります。

 この真理の正しい理解と正しい実践の積み重ねによって、初めて“神と摂理への絶対信仰”という「正しい信仰心」を持つことが可能になります。日常生活を送る中では、真理だけでは理解が及ばないようなことが必ず起こってきます。そのような時に、“どんな時でも神の導きがあって、決して悪いようにはならない”という、純粋な信仰心があれば、すべてを乗り越えていくことができるのです。

 このように“真理の正しい理解”と“真理の正しい実践”、そして“正しい信仰心”を持つことで、「霊的成長」という最高の宝を手にすることができるようになり、これこそがスピリチュアリズムによって得られる真の救いなのです。人間が真の救いを得るためには、何かにすがって救いを求める“他力救済”ではなく、自分の努力の積み重ねによって霊的成長し、それによって自らを救っていく“自力救済”しか方法はないのです。


 私は、今回の真理の学びの中で、自分が霊的真理に導かれたことの重みを、今まで以上に感じました。真理を地上に降ろすまでは霊界側の責任ですが、その真理を正しく理解して実践し、自らを救っていくのは地上人の責任です。そして真理はすでに降ろされています。“責任”というバトンは地上人である私たちに渡されているのです。それを知った今、“霊界から渡されたバトンを落とさないように、もっとしっかりと日々を歩んでいかなければいけない”、と心の奥の方に1本芯が通ったような引き締まった気持ちを抱いて帰途についたのでした。



※今回学んだ学習内容については、東京スピリチュアリズムサークルHP“2020年3月読書会のポイントと感想”
またはニューズ・レター11号“これまで日本には何故、正しいスピリチュアリズムが存在しなかったのか”
及びニューズ・レター24号“スピリチュアリズムのさらなる発展期を迎えて(実践的スピリチュアリズム時代の幕開け)”をご覧ください。

※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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     ◎シルバーバーチの言葉

◆「大霊の子供たちが、霊的なことからあまりにもかけ離れてしまったことにより、大霊の摂理を教えるために、ラップなどの物理的心霊現象を用いなければならなかったことを、残念に思います。」       (『シルバーバーチの教え・上』 P55 スピリチュアリズム普及会)

◆「私たちは、素晴らしいメッセージを地上という物質界へお届けしているところです。それは人間を真の意味で自由にし、大霊から授かった資質をありがたいものだと思わせてくれるメッセージです。あらゆる束縛や足かせを捨て去る方法を教え、霊的知識を満喫させてくれるメッセージです。物質界だけでなく死後の世界にも通用する生き方を教えてくれるメッセージであり、美と愛と叡智、理解力と真実と幸せをもたらしてくれるメッセージです。そして「人のため」というサービスの精神を説くメッセージなのです。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P43 スピリチュアリズム普及会) 

◆「地上の人間は、自分自身の魂を救済することを学ばなければなりません。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P46 スピリチュアリズム普及会)

◆「スピリチュアリズムを知ったということは、地上では推し量ることができないものを手にしたということです。大霊の真理についての貴重な知識を得たということです。皆さんは、自分の魂が大霊の偉大なる魂とつながっていることを悟られたのです。すなわち、自分が大霊の一部であることを知ったということです。霊界から派遣されているメッセンジャー(高級霊)のバイブレーションに、いかにして反応すべきかを学ばれたのです。
 それほどのものに比べれば、物的なものはいかに高価なものであっても、まったく価値はありません。今は物質界にいる皆さん方も、これから霊の世界で計り知れない歳月を生き続けます。そして、この交霊会を通して得た知識や叡智が、地上で物的身体のために一生懸命求めていたものよりも、はるかに貴重なものであることを実感するようになります。」     (『シルバーバーチの教え・上』 P58~P59  スピリチュアリズム普及会)






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