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「なぜ霊界は天使や妖精の実態を伝えてくれたのでしょうか」2        (東京スピリチュアリズムサークル2019年6月の読書会に参加して)

  
 これまで、1.「天使の概要」 2.「天使の役目」 3.「天使と人間の共通点」 4.「天使と人間の相違点」 という形でスピリチュアリズムの天使論をお伝えしてきました。しかし、スピリチュアリズムの天使論はこれで終わりではありません。さらに深い内容があるのです。スピリチュアリズムの高級霊界通信によって、これまで人類が知らなかった多くの霊的事実が明らかにされました。その中には人類にとって天地が逆さまになるような衝撃的な内容がいくつもありますが、実はこの『スピリチュアリズムの天使論』もその一つなのです。


5.「スピリチュアリズムの天使論」とキリスト教について
 キリスト教徒にとってはすべてが神(イエス)の言葉である『聖書』ですが、実は『聖書』というのは人間がつけ加えたものが非常に多い、人間の手によって作られた人工的な書物なのです。『旧約聖書』には、天使が人間に嫉妬したり、誘惑したり、人間の女性を妻に娶(めと)ったりする話があります。しかし、“嫉妬や誘惑”という悪感情(利己心)は、肉体本能から生まれるもので、肉体を持つ人間のみが持つ感情です。肉体のない天使には霊の心から発する利他心しかありませんから、こうした悪感情を持つことはありません。ましてや一度も肉体を持ったことのない天使が人間の女性を妻にするなどということはあり得ない話です。このように『聖書』には霊的事実とはまったく違うことが書かれているのです。

 またキリスト教の教義に「贖罪説」というのがあります。これをごく簡単に記すと、
天使の中で最高の位にあった大天使ルシファーが、神に背いて“堕天使”となってしまいました(このルシファーは『旧約聖書』では“サタン”として登場しています)。堕天使ルシファー(サタン)は、人類の始祖であるアダムとイブ(エバ)をそそのかして、神から“食べてはいけない”といわれていた禁断の木の実を食べさせてしまいました。このアダムとイブが神に背いたことにより作ってしまった罪は“原罪”と呼ばれています。その“原罪”はアダムとイブの子孫(全人類)に受け継がれ、それを背負って苦しむ人類を救うために救世主(キリスト)が神から遣わされました。その救世主であるイエスは全人類の罪を背負って十字架にかけられて亡くなりました。そのイエスの死を“贖罪の死”として受け止め、イエスの復活を受け入れることにより、人は神に許され救われる、
ということです。

 しかしシルバーバーチは霊訓の中で「悪魔はいない」とはっきりと述べています。悪魔(サタン)が存在しないということは、堕天使ルシファーも存在しないことになります。当然アダムとイブが犯した“原罪”もありません。従って救世主キリストによる救いも必要がなくなります。となると、“サタンの誘惑 → アダムとイブの原罪 → キリストの贖罪 → 救い”といったキリスト教の根幹をなす教義はまったく成り立たなくなってしまいます。この教義が成立するためにはサタンの存在は欠かすことができません。しかしそのサタンは存在しません。これではキリスト教の存在意義はまったくないことになってしまいます。どうしてこんなことが起こってしまったのかといえば、人類が霊界に住んでいる天使についての正しい知識をまったく持っていなかった、つまり人類の“霊的無知”の一言に尽きるというわけです。そのため大勢の人々がキリスト教が勝手に作り上げた間違った教義を信じ込んでしまい、それは二千年の時が流れた今も続いているのです。

 さらにシルバーバーチはイエスが地上に誕生した真の目的も明らかにしてくれています。それは、「天使が人類救済の使命を担って地上人として受肉・誕生することが稀にあり、イエスはその稀なケース」、ということです。これは天使と同格の宇宙圏霊界に住み、イエスと直接言葉を交わすことができる高級霊シルバーバーチだからこそ伝えることを許された、「霊界の奥義中の奥義」です。イエスの地上への誕生の目的は“贖罪”ではなく、“地球人類救済”のためだったのです。

 ではなぜ高級天使であったイエスは地上へ生まれてくる必要があったのでしょうか。前回お伝えしましたが、天使の役目は大霊の摂理の執行・維持管理です。天使の任務は、人間が摂理にそった行いをした時は霊的成長をもたらし、摂理に背いた時は修正の道を示すことです。天使はこのような立場で外から人間を管理しています。天使は私たち人間の霊的成長や導きに直接関わることはできません。人間に直接手を差しのべられるのは人間の霊です。人類救済という目 的を果たすためイエスは天使という立場を捨て、人間となることがどうしても必要だったのです。そしてその道を選んで地上に誕生したイエスですが、それは重苦しい肉体に閉じ込められ物質世界の苦しみを味わうという、それまでに肉体を持たなかったイエスに大きな負担と犠牲を強いることになりました。しかしその苦しみの中にいてもイエスは本来の使命を忘れることなく摂理にそった生き方を貫き、私たち地上人に人間の生き方・地上人生の送り方の手本を示してくれたのです。さらにイエスは地上での使命を終えて霊界にも戻ってからも、人類救済のために今も力を尽くし続けています。そしてそのイエスによって始められたのが“スピリチュアリズム運動”なのです。


 このようにスピリチュアリズムが明らかにした『天使論』は、従来の宗教、特にキリスト教を根こそぎ覆してしまうほどの衝撃的なものになっています。イエスを始めとする高級霊たちはキリスト教の間違いを正すために天使の実態を可能なかぎり人類に明らかにしてくれました。さらにイエスは自分が地上界へ誕生した真の目的を伝えるために、霊界の奥義中の奥義をシルバーバーチに託して地上界へ伝えてくれたのです。


 今回の読書会での学びで、私は人類が「霊的無知」であることの暗闇の深さをあらためて思い知らされました。今までいったいどれほど多くの人がキリスト教の間違った教義に魂を縛られ、霊的成長の道を塞がれてきたのでしょうか。それは今この瞬間もまだ続いているのです。それを思うと悲しい気持ちで胸がいっぱいになります。“私のような未熟な者でさえこのように感じるのだから、人類最高の霊であるイエスは2千年もの間どれ程の深い悲しみを味わってこられたのだろう、いや今も味わっておられるに違いない”、と思いました。それと同時に「何とかして地球人類を救いたい!」との熱い思いで霊的真理を降ろしてくださったイエスや高級霊たちのために、少しでもこの真実を伝えていけるようにならなければとの決意を新たにしました。


 ※「スピリチュアリズムの天使論」についての詳しい内容は、東京スピリチュアリズムサークルHP “学習の感想とポイント(2019年6月)”“ニューズレタ— 43号・44号・45号 ”をご覧ください。

   ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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  ◎シルバーバーチの言葉

 ●——私たちのように地球という物質界に誕生してくる霊とは別に、まったく物的体験を持たない霊がいるのはなぜでしょうか。
 「この宇宙には、物的身体による体験を持たない高級霊の界層が存在します。そういう種類の霊にしかできない宇宙経綸の仕事があるのです。一度も地上の人間のような形態をもったことのない高級霊です。その界層での成長にとって地上的顕現は不必要なのです。居ながらにして高級霊で、宇宙の上層部に所属しています。“光り輝く存在”と言うのがそれです。現実にそういう存在がいます。」   (『シルバーバーチの新たなる啓示』 P124 ハート出版)

●「生命というものは無限ですから、無限の形体で顕現しております。人間的存在だけではありません。物質に宿ったことのない高等な存在もいます。さらに原始霊といって、人間よりは進化の程度は低いのですが、やはり生命力を持った存在がいます。これも無数の分野——植物・動物・鉱物・花、その他——の自然法則の運用に貢献しております。」    (『シルバーバーチ最後の啓示』 P179∼P180 ハート出版)

●「男女といっても、あくまでも男性に対する女性、女性に対する男性のことです。物質の世界ではこの二元の原理が完璧に貫かれていますが、霊の世界では界層が上がるにつれて男女の差は薄れていきます。」    (『シルバーバーチの教え・上』 P191 スピリチュアリズム普及会)

●「想像の産物にすぎぬ“悪魔”の問題で心を悩ますことは止めることである。真摯なる者、純真なる者、誠意ある者にとっては神学がまことしやかに説く悪魔も閻魔も存在せぬ。」      (『霊訓・上』 P160 スピリチュアリズム普及会)

●「人間的な感情をそなえた神は、人間がこしらえた神以外は存在しません。悪魔も人間がこしらえたもの以外には存在しません。」   (『霊的新時代の到来』 P77 スピリチュアリズム普及会)

●「組織的反抗といっても、聖書にあるような天界から追放された堕落天使の話を想像してはなりません。」   (『地上人類への最高の福音』 P236 スピリチュアリズム普及会)

●「キリストの場合は、かつて一度も物質界へ降りたことのない高級神霊が人類の向上と物的体験の獲得のために、一時的に肉体に宿ったものです。そうした神霊は高い界層に所属し、人類の啓発のために特殊な任務を帯びて派遣されます。」    (『続・霊訓』 P46 スピリチュアリズム普及会)

●「ナザレのイエスは、(中略)人間はいかに生きるべきか、いかにすれば内部の神性を顕現させられるかを教えるために地上界へ降りてきたのです。」     (『教え・上』 P152 スピリチュアリズム普及会) 

●「ナザレのイエスは、大霊から託された使命を達成するために物質界へ降誕した大霊の使者の一人でした。イエスは地上でなすべき使命は果たしましたが、それで使命のすべてが終わったわけではなく、今なお霊の世界から働きかけています。」         (『教え・上』 P137~P138 スピリチュアリズム普及会)

◆「イエスは進化せる高級霊の一人です。地上人類の手の届かないほど誇張され神格化された、縁遠い存在ではありません。すぐに手の届くところで、あなた方がスピリチュアリズムと呼んでおられるこの真理——わたしたちにとってはただの自然法則の働きにすぎませんが——その普及の指揮をなさっておられるのです。」     (『霊性進化の道しるべ』 P66 スピリチュアリズム普及会)





「自分を人のために役立てることを実践している人たち」

   
 シルバーバーチがくり返し説いていることの一つに、「自分を人のために役立てる」という教えがあります。今回はそれを実践している二人を取りあげてみたいと思います。 


 一人目は、山口県の祖父の家に帰省して、2018年8月12日に行方不明になっていた2歳の藤本理稀(よしき)君を15日に発見した、尾畠(おばた)春夫さんです。行方不明になってから3日がすぎていたので、私も理稀君のお母さんと同じように、もしかしたら難しいかもしれない……、と考えていましたが、無事に発見されて本当によかったと思いました。テレビの報道を見ていて、尾畠さんの今までのボランティア経験を活かした推理力・洞察力にも驚きましたが、それよりも心を打たれたのは、「何も求めないのが、真のボランティアだと思う」という姿勢でした。尾畠さんのお話は心に響くものが多いのですが、中でも、「かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め」という言葉は、「無償の愛」の形を変えた表現だと思いました。 

 自分は学歴も何もないけれど、お世話になった社会に恩返しがしたい、との気持ちで始めたボランティア活動だそうです。必要なものはすべて自分で用意し、活動中は車の中で寝泊まりするなど、何も求めないという姿勢を貫き、謝礼などは一切受け取らないとのことです。また、「お金も体力もないから何もできない、という人には、心をくださいということにしている」、というお話もすばらしい言葉だと思います。

 78歳の尾畠さんは、年金暮らしの中での活動だそうですが、その奉仕の精神に徹した姿は、多くの人の心に感動を与えたことでしょう。また、発見には至りませんでしたが、捜索に協力した町内の皆さんにも心温まるものを感じました。


 二人目は、少し前になりますが、「世界ナゼそこに日本人、人々の命を救い世界で感謝されているスゴイ日本人2時間スペシャル(2018年6月18日 テレビ東京)」で放送されていた脳外科医の福島孝徳(たかのり)さんです。福島さんのことは、健康番組などで以前から何度も目にしていました。しかし、人柄や日常生活を知ったのは今回が初めてでした。

 これまで2万4千人以上の命を救ってきて、「ラストホープ」と呼ばれている福島さんのもとには、世界中から助けを求めるメールが毎日届きます。その一つ一つに患者さんの人生が掛かっているのだからといって、愛情をこめて返事をすると話されていました。

 食事は、野菜や果物・日本で買い集めたレトルト食品などで立ったままわずか2,3分ですませ、夜遅くまで仕事をしている福島さんです。それを見た記者が、「ご自分の時間はあるのですか?」と尋ねると、「私の自分の個人の時間なんてない。まったくないです。これが私の日常生活です。」との答えです。記者がさらに「何故そこまでして仕事をされるのですか?」と聞くと、「それは患者を愛しているから」との答えを聞いた時、その徹底した自己犠牲の精神に私の心は感動でいっぱいになりました。そして、この人の背後にはいったいどれほどの霊医(霊界の医者)たちが援助しているのだろうかと思いを巡(めぐ)らせました。アメリカ人の同僚医師が、「彼ほど神さまから愛されている医師はいない」といっていましたが、本当にその通りだと思います。


 今回取りあげたお二人は、おそらくシルバーバーチのことはご存知ないでしょう。しかし、その奉仕の精神に徹した生き方を実践されている姿には頭が下がります。霊的真理を知らない方でも、これほどの生き方ができるのです。ましてや、霊的真理を知った者は、その責務を果たすために、力の限り真理普及に努めていかなければならないとの強い思いに、身も心も引き締まりました。
          
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◎シルバーバーチの言葉

・「私たちからすれば、人のために役立つことをする人はすべて立派な人間ですが、その「役に立つ」というのは真理を普及することだけに限られるわけではありません。他にもいろいろあります。
病(やまい)に蝕まれた身体で苦しんでいる人々をその痛みから解放してあげること、不正と圧政に戦いを挑むこと、憎しみ合いをやめさせること、自由を守り悪を排除し、魂の奥にある大霊の資質を発揮させてあげること——こうした仕事は真の意味でのサービス(奉仕)といえます。」
(『シルバーバーチの教え・上』P54~P55 スピリチュアリズム普及会)


・「地上の価値判断の基準は私どもの世界とは異なります。地上では“物”を有難がり大切にしますが、こちらでは全く価値を認めません。人間が必死に求めようとする地位や財産や権威や権力にも重要性を認めません。そんなものは死とともに消えてなくなるのです。が、他人のために施した善意は決して消えません。なぜなら善意を施す行為に携わることによって霊的成長が得られるからです。博愛と情愛と献身から生まれた行為はその人の性格を増強し魂に消えることのない印象を刻み込んでいきます。
 (中略)あなたが他人のために自分なりにできるだけのことをしてあげたいという確信を心の奥に感じることができたら、あなたはまさに、あなたなりの能力のかぎりを開発したのであり、最善を尽くしたことになります。」
 (—地球人類にとっての真のバイブル―『シルバーバーチの霊訓』1:P117~P118 スピリチュアリズム普及会)


・「我欲を棄て他人のために自分を犠牲にすればするほど内部の神性がより大きく発揮され、あなたの存在の目的を成就しはじめることになります。家族的情愛や恋愛が間違っていると言っているのではありません。外へ向けてのより広い愛の方が上だと言っているのです。排他性の内向的愛よりも発展性の外交的愛の方が上です。
(中略)愛の最高の表現は己を思わず、報酬を求めず、温かさすら伴わずに、全てのものを愛することができることです。その段階に至った時は神の働きと同じです。なぜなら自我を完全に滅却しているからです。愛は人のために尽くし、人を支え、人を慰めんと欲します。愛は慈悲、同情、親切、優しさとなって表現されます。愛はまた、滅私と犠牲の行為となって表れます。」
 (—地球人類にとっての真のバイブル―『シルバーバーチの霊訓』1:P145~P146 スピリチュアリズム普及会)


・「あなた方は自らが大霊の一部であることを忘れてはいけません。あなた方一人ひとりが、大霊の仕事・大霊の力・大霊の愛・大霊の知識に貢献できるのです。 (中略)
 それをいかなる形でするか、手を差し伸べる相手が誰であるか、どこで暗闇に光明をもたらすかは問題ではありません。挫折した人々を元気づけ、弱っている人々に力を与え、飢えている人々に食べ物を施し、身を横たえる場所もない人々に休息の場を提供してあげることです。
 それらの一つひとつが大霊の仕事の一部なのです。そうした努力をしていればどこにいても常に、あなた方を援助するための霊力がもたらされ、魂を鼓舞してくれます。そして、あなた方の想像を超えた結果を生みだすことになるのです。
 大霊が働きかけるのは教会や大聖堂や寺院ではありません。霊力に反応する人がいれば、そこがどこであろうと大霊は誠意に燃えた高級界の霊団を派遣します。地上の人間はとかく大霊の働き場所を限定して考え、特別な資格を持った人々を通してのみ働きかけると思いがちですが、地上界へつながる通路さえあれば、どこであろうと、いつであろうと、誰であろうと、その通路を使って働きかけます。
 霊力には地上的な差別——階級や肩書、社会的地位や肌の色、国家や民族の違いなどは関係ありません。霊力に反応する人であれば、それが誰であろうと、そこがどこであろうと、高級界から霊力を注いて精神を明るく照らし、魂を鼓舞し、神のブドウ園の園丁(えんてい)として使用します。(「ブドウ園の園丁」は、マタイ伝の「神の国はブドウ園で働く人を雇うために朝早く出かける主人のようなものである」から——訳注)   (中略) 
そしてあなた方は、自分自身には何も求めず、ひたすら他人の霊的向上のみを目的とする真の奉仕(サービス)の喜びを味わうことになります。」 
(『シルバーバーチの教え・上』P91~P93 スピリチュアリズム普及会)


※なお、引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。




 「読書会に参加する前の私と今の私」



 私が「埼玉シルバーバーチの会」の読書会に参加するようになってから3年になろうとしています。

 読書会に参加する前の私は、シルバーバーチの霊訓やスピリチュアリズムに漠然とした感じを持っていました。
霊訓の中で「摂理の神」の文章を目にしたときは、やっと納得できるものにであえた喜びでいっぱいになりました。そのためしばらくの間は、「神とは摂理なのだ」とばかり思っていたのです(今思うと、それは「神」を一つの側面から見ていただけでした)。
このような状態で、内容を人に伝えようとしても、「スピリチュアリズム」や「神」について何をどう話したらよいのかが分からず、もどかしい思いをかかえている自分がいました。


 それが、読書会で、「神についてどのように考えたらよいのか(神観)」「人間とはどんな存在なのか(人間観)」「正しい祈りとはどのようなものか(祈り)」などを学んでいるうちに、少しずつまとまりが感じられるようになってきたのです。
さらに、昨年から今年にかけて、「スピリチュアリズムの全体像」を「救済」と「宗教」という、二つの大きな視点(観点)から学んできました。そのおかげで今では、「ああ、これは霊的成長についてだ」「これは正しい祈りについてだ」などと、より整理されたかたちで、霊訓の内容が自分の中に入ってくるようになりました。そして、ほんの少しですが人に話せるようになってきています。



 『シルバーバーチの霊訓』をはじめとするスピリチュアリズム関係の本は、20冊を超える膨大な量です。一通り目を通すだけでも、かなりの時間が必要になります。そのうえ、ぜんぶ読み終わったころには、はじめのほうの内容は忘れてしまっています。霊訓をひたすら繰り返し読んでいただけでは、どうしても部分的・断片的な見かたになり、なかなかスピリチュアリズムの思想(霊的真理)を正しく理解することは難しいのです。
そこで、スピリチュアリズムの内容を整理して、全体像を学んでいくことが必要になります。ちょうど、地図や一覧表を作ると、全体を見渡しやすくなるのとおなじです。



スピリチュアリズムの全体像を一人で把握するのは、とても難しいことです。そのため読書会に参加することは、とでも大きな意義があります。
シルバーバーチは次のように語っています。

「こうしたサークル活動は、あなた方が霊的存在であって物的存在でないことを忘れないようにするうえでも役に立っております。人間には、こうしたものがぜひとも必要です。なぜなら、人間は毎日、毎時間、毎分、あくせくと物的生活に必要なものを追い求めているうちに、つい、その物的なものが殻に過ぎないことを忘れてしまいがちだからです。それは実在ではないのです。」
  (ハート出版:『シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ』 P49)

今、私はシルバーバーチのこの言葉を深く実感しています。あの時思いきって読書会に参加して本当によかったと思っています。もし、あのまま一人で霊訓を読み続けていたら、スピリチュアリズムの霊的真理をほとんどわからずにすごしていたでしょう。へたをするとスピリチュアリズムへの熱意が冷めてしまっていたかもしれません。
この霊界からの導きに感謝して霊的真理の普及に役立てるように、さらに学びと実践を重ねていきたいと決意を強くしました。


  
   ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。








「いったいだれが何のためにスピリチュアリズムを始めたのか?」



 6月の読書会に参加したときのことです。
「スピリチュアリズムを理解するためには、スピリチュアリズムを始めた人の気持ちになって考えるとよく分かります」という内容の説明を聞いた時、私の中に驚きが走りました。今までに一度もそんなことを考えたことがなかったからです。と同時に、「そうか、そんな視点からもスピリチュアリズムを見ることができるんだ」と思いました。


 スピリチュアリズムを始めたのはだれでしょうか?それは、イエスを中心とする霊界の高級霊たちです。すると、「ではいったい何のために、イエスたちは、スピリチュアリズムを始めたのか?」という疑問がわいてきます。その答えは、「地球人類が、悲劇の中で苦しんでいるから」です。


イエスたちは、これまでに何度も、霊性の進んだ人間に霊的真理のインスピレーションをおろして、人類を救おうとしてきました。しかし、一人の人間の受け取れる真理は、ドアの隙間からのぞいた景色のようにごくわずかなものです。そのホンの少しの真理も、時間の経過とともに、人間が物質的視点から考えだした人工的教義の中に埋もれてしまいました。

それは、
「人間がせっかく手にしながらいつしか見失うということを繰り返してきた真理」
   (スピリチュアリズム普及会:『シルバーバーチの教え』上 P53)

「霊界の指導者は、地上界が大霊の意図にそって発展するように、大霊のバイブレーションに相応できる者(霊媒・霊能)を地上へ派遣してきましたが、大霊からかけ離れてしまった人類は、霊的に鈍感になり、物的なことしか理解できませんでした。」
   (スピリチュアリズム普及会:『シルバーバーチの教え』上 P55)

というシルバーバーチの霊訓にも語られています。

 そこで霊界は、「今度こそ!」との思いで綿密な計画を立てました。
今の地上界は、唯物主義と利己主義におおわれています。そうなってしまった根本原因は、人類が物質的なことばかりに目を向けてしまい、霊的なことを何も知らないからです。その「霊的無知」をなくすためにおろされたのがシルバーバーチをはじめとするスピリチュアリズムの霊訓だったのです。


 高級霊たちは、自分の霊的成長や光輝く霊界での生活を犠牲にして霊的真理をおろしてくださいました。その時です!イエスも地上での使命を終えてから、なんと2千年もの間ずっと人類を救おうとしていたことに気がついたのは・・・・・・。50年、100年ではありません。2千年です!今の私には、想像を超える期間です。そのことを考えたとき、その忍耐力・スケールの大きさ・愛の深さに何とも言えない感謝の気持ちでいっぱいになりました。


 この霊界の計画を成就するには、地上で手足となってはたらく道具が絶対に必要です。以前から私は、「霊界の道具」というのは、宅配便のドライバーに似ていると考えています。依頼主は霊界の人々・荷物は霊的真理・お届け先は時期のきた人です。私は今のところは、まだ見習い中ですが、

「こんどこそは、“唯物主義”と“利己主義”の勢力が絶対にはびこらないように努力しています。」
   (スピリチュアリズム普及会:『シルバーバーチの教え』上 P53)

とのシルバーバーチの熱い熱い思いに少しでも応えるために、「霊界から信頼される宅配便のドライバー」を目指していこうと思いを新たにしました。



  ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。





「 いま、なぜ世界規模で混乱が広がっているのか?」  


 最近、毎日のように痛ましい事件のニュースが入ってきます。その中でも7月14日にフランスで起きた「ニーストラックテロ事件」と7月26日の「相模原障害者施設殺傷事件」が印象に残っています。


 ニースの事件では、「なるべく大勢の人を殺すために、トラックをジグザグに走らせたのだろう」とのコメントを聞いた時、「人はここまで残虐になれるものなのか!?」と間違った宗教による洗脳の恐ろしさを痛感しました。
 一方、相模原の事件では、「通常の状態でこれ程次々と人を殺傷できるのかしら?」と思っていたら、麻薬や覚せい剤を使っていたことを知り、ある意味納得しました。


以前の私は悲惨なニュースを見聞きすると、「このようなありさまで、人間の霊性は本当に向上しているのだろうか?」「平和になるどころかだんだん世の中の混乱が酷(ひど)くなってきているけれども、大丈夫なのだろうか?」と思い、暗澹(あんたん)たる気持ちになっていました。


しかし、「物質的な惨事に遭遇すると、人間は霊的なものに目覚め始めるようになります。物的な手段がすべて失敗に終わったとき、ワラをも掴(つか)む思いでそれまで試みられてきた制度を吟味し、そこに頼れるものがないことを悟ります。
 そこに至ってようやく霊的真理の出番となり、新しい世界の構築が始まります。」 
(スピリチュアリズム普及会  『シルバーバーチの教え』上& 『シルバ-バ-チは語る』:P60)

という、シルバーバーチの霊訓を目にした時、「そうか、霊的真理が表舞台にでるためには、行きつくところまでいかないとダメなのだな」と思い、痛ましさは残るものの私の暗い気持ちは和らぎました。
が、霊的真理が表舞台にでるために、なぜこんな混乱状態が必要なのかが実感できずにいました。


 最近、「地上天国はいつの日かきっと成就されますが、それはゆっくりとした段階をへながら、そして時には苦痛を伴いながら成就されてまいります。おっしゃるような暴力・混乱・衝突・戦争・残虐行為が増えつつあるのは、今地上世界オーバーホール(修理・点検のための全面的解体作業)の過程にあるからです。」            (潮文社 『シルバーバーチの霊訓』 11 P167)

との霊訓を読みました。「今、地上世界がオーバーホールの過程にある」という、シルバーバーチの言葉にハッとしました。、
「そうだ!今はオーバーホールの時なんだ、新しく家を建てるためには古い家を壊して更地にする必要があるのとおなじだ」と思いました。

今ある古い家は、「物質中心主義・利己主義」を土台にしてつくられています。そこへ「霊中心主義・利他主義」というまったく新しタイプの家を建てるためには、基礎(土台)からやり直さなくてなりません。それには古い家を全部壊した、平らな地面が必要なのに気がついたのです。

さらにあちらこちらのテレビ番組で、「一体どうしたらこれを解決できるのだろう」といっているのを聞いて、思わず「そろそろ霊的真理の出番です!」と霊的楽天性を発揮(?!)した独り言をいってしまいました。


きっとこれからまだまだ色々な事件がおきるでしょう。でも今は、新しい世界(霊中心主義の世界)が表舞台に出るための準備期間なのです。それを意識して日々のニュースに振り回されずに、霊的視点で冷静に対処していくことにしました。



  ※引用に当っては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。



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