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「シルバーバーチのことばにささえられて、病気を乗り越えることができました」(2)


  退院して2週間が過ぎ、手術後の細胞診の結果、切除したリンパ節などに肉眼では確認できないものの、顕微鏡レベルでは、がん細胞があるので化学療法(抗がん剤治療)が必要、との話がありました。
 私は、抗がん剤治療は受けないつもりでいました。しかしまだ、がん細胞の増殖の勢いが治まっていないようすでしたので、今回は仕方がないと考え、4月の末から治療を始めることにしました。

 抗がん剤治療の大変さは、テレビや本などで目にはしていましたが、今回実際に経験してみて、確かにその通りでした。私も、吐気・めまい・ふらつき・味覚の鈍化・食欲不振・全身のだるさ・全身の痺れ感(特に手足の痺れ)など、一通りの症状は経験しました。全部で6回の治療でしたが、回数を重ねて4回目を超えるころから、だんだんと症状が重くなってきました。身体が少し落ち着いてきたころに次の治療を受けることになり、数か月に及ぶその繰り返しは、精神的な負担を徐々に大きくするのだと思います。

 抗がん剤の副作用による症状は人それぞれです。私の場合は重度ではなかったものの、眠っている時間以外に次々と襲ってくる数々の症状は、今までに経験したことのない苦しさでした。その状態の最中(さなか)、私にとっての一番の問題は、その苦しさにどのように向き合うかでした。

 幸いに私は、「地上生活は霊界での生活を始めるための準備期間である」、「苦しみや困難は、霊が成長するために必要である」、「霊的視点から観たとき、苦しみや困難は、むしろありがたいもの」、「耐え切れないほどの苦しみや困難を背負わされることはない」ことを、シルバーバーチの霊訓から学んでいました。

 しかし、連続する苦しみの日々を過ごしていると、どうしてもその苦しさから逃れるための物質的な手段にばかり心が向くようになります。もちろん、吐気や痛みなどの症状を和らげる処置は必要です。その上でそれらの苦しみに呑みこまれないためには、自分の心を霊的視点へ向けるための努力は絶対に欠かすことができません。

 私は、心が折れそうになるたびに、「苦しい時こそ霊的成長のチャンス!」、「自分に乗り越えられない苦しみは絶対にない!」と繰り返し自分に言い聞かせていました。そして、集中力が続かないため、長い時間はできませんでしたが、瞑想したり霊訓を読むことで、心の平静を取りもどす工夫を続けました。痛みや不快感そのものに変化はなかったのだと思いますが、その間は色々な症状が気にならなくなっているのに気がつき、自分が肉体だけの存在ではないことを実感することもありました。

 ただ、このような努力をしていても、どうにもならない気持ちになることがあります。病気というものには、ある意味とても孤独な戦いを強いられる一面があるからです。そんな時に私のささえになったのは、「人間には必ず摂理の範囲内で自分を助け、導いてくれている守護霊がいる」という、霊的知識です。どうしようもない苦しさを感じた時は自分の守護霊に心を向け、「どうかこの苦しみを乗り越える力、耐える力をあたえてください」と祈り、自分は決して一人ぼっちではなく、目には見えなくても、今、この瞬間も見守り導いてくれていることを思いだし、心を奮い立たせていました。

 痛みや苦しみとの戦いでも、物質的視点でそれに立ち向かうのか、それとも霊的視点で臨(のぞ)むかによって、精神的には大きな差が生まれます。それは、戦う相手が病気から自分の心へと変わるからです。幸い私は、この霊的視点を少し学んでいたお陰で、絶望感に襲われるようなことは、一度もありませんでした。

 そうしているうちに時は流れ、8月の末に6回目の治療も終わり、3種類のガンの腫瘍マーカーの数値も正常範囲に落ち着き、9月の半ばには次回の診察は、3か月後ということになりました。薬の副作用の末梢神経障害からくる、痺れや微妙な身体の動きにくさなどの症状は今も続いていますが、体力的には徐々に回復しているのを感じています。

 昨今、日本人の二人に一人が、がんになる時代といわれています。今、この瞬間も、きっと大勢の方が、がんで苦しんでいらっしゃることと思います。また、それをサポートされているご家族などの皆さんも大変につらい思いをされていることでしょう。私の今回の経験が、そのような方たちのお役に少しでも立てたらと思い、個人的なことではありますが、記事にさせていただきました。

 最後に私がささえられた、シルバーバーチの霊訓を記(しる)して、この記事を閉じることにします。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●困難(苦しみ)について
 ・「困難と悲しみを通してはじめて、魂が自我に目覚めていくのです。もちろん、それは容易なことではありません。とても辛いことです。でも、それが霊としての永遠の身支度をすることになるのです。なぜなら、地上生活のそもそもの目的が、地上を去ったあとに待ちうける次の段階の生活にそなえて、それに必要な霊的成長と才能を身につけていくことだからです。」
             (『霊的新時代の到来』 P253 スピリチュアリズム普及会)

 ・「困難や障害にどう対処するかによって、あなた方の魂の成長が決まります。何の困難もなしに、魂に内在する最高のものを顕現させられるとしたら、それは価値あるものとは言えません。
 ですから、とにかく挫(くじ)けないことです。潜在する力を活用しても克服できないほどの大きな困難や障害は絶対に生じません。」    (『シルバーバーチの教え・上』 P177~P178)

●守護霊について
 ・「母体内での受胎の瞬間から、あるいはそれ以前から、その人間の守護の任に当たる霊が付きます。そして、その人間の死の瞬間まで、与えられた責任と義務の遂行に最善を尽くします。守護霊の存在を人間が自覚するとしないとでは大いに違ってきます。自覚してくれれば守護霊の方も仕事がやりやすくなります。守護霊は決まって一人だけですが、その援助にあたる霊は何人かおります。」             (『シルバーバーチの霊訓』1 P179 潮文社)

 ・「あなたを愛する人々、そしてあなたの心臓の鼓動や呼吸と同じくらい身近にいて世話を焼いてくれている人々が、あなたを見放すはずがないとの信念に燃えてください。」
                (『シルバーバーチ最後の啓示』 P79 ハート出版)

  ※なお、引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

「シルバーバーチのことばにささえられて、病気を乗り越えることができました」(1)



  私事になりますが、今年の2月の末にお腹の痛みで夜も眠れない日が続き、とうとう我慢ができなくなって、救急車を呼びました。簡単な検査の末、そのまま入院となりました。
 その後の詳しい検査の結果、下された診断は、「子宮体がんのステージⅢc1期」でした。いわゆる末期がんといわれる「ステージⅣ」の一歩手前で、がん細胞が他の臓器に転移しようとしている状態だったわけです。

 病名を聞いた時、ガンになるような食生活はしていなかったので、少し意外な気がしました。そういえばホルモンバランスは昔からあまり良くなかったとは思いましたが、恐怖感はまったくありませんでした。
 それは、「人間の本質は肉体ではなく霊である」、「人間には肉体と霊体の二つの身体がある」、「死とは肉体を脱ぎ捨てて(離れて)霊体だけになり、霊界で新しい生活を始める」ことをシルバーバーチの霊訓から学んでいたため、死に対する不安や恐れを持たなくなっていたからです。

 シルバーバーチは、次のように述べています。

・「人間が“死”と呼んでいるのは、その物的身体が活動をやめるというだけのことです。(中略)死とともに、本当のあなたである霊は肉体という牢から解放され、より精妙な身体、霊的身体――幽体と呼ぶ人もいます――を通して自我を表現することになります。(中略)あなた方が“死”と呼んでいる現象は、実は、それまでとは比較にならないほど大きな活動の舞台、生命活動の世界へ誘(いざな)ってくれる門出なのです。」               (『地上人類への最高の福音』P32 スピリチュアリズム普及会)

・「死は、肉体という牢獄に閉じ込められていた霊が自由の喜びを満喫するようになることです。苦しみから解放されて霊本来の姿に戻ることが、本当に悲劇でしょうか。天上的色彩を眺め、物質的表現を超越した天上の音楽を聴けるようになることが悲劇でしょうか。痛みのない体で自己を表現し、一瞬のうちに世界中を駈けめぐり、霊の世界の美しさを満喫できるようになることを、あなた方は悲劇と呼ぶのでしょうか。」                 (『シルバーバーチの教え・上』P186 スピリチュアリズム普及会)

・「死は消滅ではありません。霊が別の世界へ解き放たれるための手段にすぎません。誕生が地上生活へ入るための手段であれば、死は地上生活から出るための手段ということができます。」
                                         (『霊的新時代の到来』 P255  スピリチュアリズム普及会)


「死」とは住む世界が変わるだけで、決して嘆き悲しむようなものではないことを語っています。
このようなことを学んでいたおかげで、ちょっと予想外の病名でしたが、心に嵐が吹き荒れ、不安に陥るようなことはありませんでした。

その後、手術前の検査が終わり、3月中旬に手術を受けました。手術時間は4時間の予定でしたが、腸への癒着がひどく5時間半かかりました。私は手術に対しても緊張感はなく、「もし、手術中に死ぬようなことがあっても、霊界での新しい生活が始まるだけなので、それはそれで構わない」と思っていました。が、どうやら私はまだ地上世界を離れる時期ではなかったようです。そして、手術後の経過も比較的順調でしたので、4月10日に無事退院することができました。 
                                                                      (続く)
  ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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