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「ものみの塔の方たちとの何度かのお話で感じた、宗教の間違った教えの怖さ」 



 私は昨年、病気の治療のために、1年ほど自宅を離れて生活していました。私のガンの病状がかなり進行していて、最初に入院した病院では、手術ができないといわれたためです。

 手術後の抗がん剤治療中は、免疫力の低下・吐気・だるさ・痺れなどのいろいろな症状に対応するのが精一杯でした。が、全部で6回あるその治療も終了して、一月ほどが過ぎ、それまでとは違うサイクルに入ったころ、何か今の私でもスピリチュアリズムを広めるためにできることはないかしら、という思いが湧いてくるようになっていました。

しかし、そのような話をする知り合いもなく、外出も体力的に買い物に行く程度しかできません。頭や目もボーッとして、集中力が続かないのでまとまった文章を考えるのも思うようにならない状態です。それでも何かないかと考えていたとき、「ものみの塔」の人たちのことを思いだしました。それまでにも、2,3回いらしていたのですが、さすがに抗癌剤の治療中はお話する余裕がなく、あたりさわりのない応対をしていました。その方たちと少しお話をしてみようと思ったのです。あまり外に出かけられない当時の私にとって、あちらから来てくださるのはありがたいことでした。


 どうやってお話をしようかと考えましたが、まず、ものみの塔の教えの内容を知りたいと思い、二つほど聞いてみることにしました。

 「ものみの塔」というと、輸血をしないということがすぐに思い浮かびます。しかし、なぜ輸血を禁止しているのか、その理由を知りたいと思いました。というのもシルバーバーチも輸血には、血液にはその人の本質の一部である幽質が含まれているために賛成していないからです。

そこでさっそく聞いてみると、血は魂だからという私にはよくわからない答えでした。それではお肉は食べないですかと質問すると、「いえ、血を抜いた肉は食べます」とのこと。完全に血を抜くなんてできないのにと思いながら、細かいことにこだわってもしかたがないので、次にイエスについて聞いてみました。すると、イエスは神ではなく神が最初に作った人間、との答えでした、それを聞いた私は思わず、「ではイエスとその前の人間とはどう違うのですか」といったら、今までそんなことを聞いた人がいなかったのでしょう、相手の方はしどろもどろになってしまい、気の毒なことをしてしまいました。

 そこで話題を変えようと思い、死後の世界についての話をしようとしたら、霊や霊界は存在しないといわれて、今度は私の方が椅子から転げ落ちたような気分になるほど、ビックリしてしまいました。私の不勉強で、ものみの塔は『聖書』が教典ですので、霊や霊界の存在は、当然認めているものとばかり思っていたからです。でも、復活はあるというので、それでは人間は死んだあと復活するまでの間どうしているのかを聞くと、「神がこの人はこういう人だったと記憶してくださっていて、作り直してくださる」との答えに、また驚いてしまいました。お二人が帰られたあと、私はしばらくの間、考えこんでしまいました。霊も、霊界も認めないという方たちと、どのように話をしていけばよいのかが分からなくなってしまったのです。


 何日か考えた結果、聖書の内容の矛盾に気がつくきっかけになればと思い、その後、訪問してくださるたびに、疑問を投げかけてみることにしました。

ものみの塔では、聖書の内容は創世記も含めてすべて真実だと教えられているそうです。私は、創世記の部分は神話や伝説にすぎないことを伝えた後、創世記の内容が本当であると仮定して、話を進めてみました。まず、お二人に、神の造られた摂理は絶対で、人間の法律のように作り変えられることは絶対にないことについての同意を得たうえで、「完全で絶対に誤ることのない神が、洪水を起こして滅ぼさなければならないような、ある意味、失敗作ともいえるような人間を造ったのは、おかしいと思いませんか?」と疑問を投げかけました。また、別の日に、「罪を犯して刑務所に入った親の罪は、その子供の罪になり、子供(子孫)が償わないといけないのですか?」ときくと、「その必要はない」との答えでした。そこで、アダムとエバ(イブ)が犯した罪を、なぜその子孫が背負わなければならないのかを聞いてみました。が、いずれの質問にも明確な答えは聞くことはできませんでした。お二人ともとてもまじめな方で、その場でわからない時には次のときに答えを用意してきてくださいました。


 このように、お会いするたびにお二人が答えに困るような質問ばかりしていた私は、もしかすると気を悪くされているかなと思い、それを口にしました。すると、「いえ、私たちもいろんなお話をしたいと思うのですが、なかなかそのような機会がなくて……」といわれるのを聞いた時、本当の真理を求めている、この方たちの魂の奥底の声を聞いたような気がして、もどかしい気持ちになりました。それと同時に、お二人の守護霊のことが思いうかび、どんな思いで守護していらっしゃるのかを考えると、言葉にならない思いが込みあげてきました。何とか抜けだすきっかけになればと思い、その後もいろいろな疑問を投げかけてみましたが、シルバーバーチのいうように、一度宗教の教義に心を束縛されてしまうと、よほどのことがない限りそこから抜けだすのは難しいのです。まして、親がすでにその宗教を信仰していた場合、マインドコントロールはより深くなります。しかし、お二人のうち一人は、大人になってからの信仰でした。その方は、私が疑問を口にするたびに声をあげられて、心の奥で何かを感じていらっしゃるのが分かり、洗脳の深さは人それぞれなのが分かりました。

私はお二人とのお話を通して、霊的無知(霊的なことについて何も知らない)から作りだされた間違った教えが、魂の自由を奪い、霊的牢獄に閉じこめ、人間にとって最も大切な霊的成長の芽を摘んでしまう「魂の病」を引きおこすのを実感しました。


 ものみの塔の方たちは、世の中のようすからして近いうちにハルマゲドンが起こり、この地上に「神の国」が現れるのをひたすら待っているのです。それで、私は「神の国(地上天国)」は現れるが、それは神やイエスが与えてくださるものではなく、人間一人ひとりの努力によってつくりだされるものであることを伝えました。そして、いよいよ自宅に戻る日が近づいた日、「そういえばこんなことをいっていた人がいたなあ、と思いだしてくださればとても嬉しく思います。」と、いいました。地上にいる間に気づくのは難しいとしても、せめて霊界に戻ったときの魂の目覚めのきっかけの助けになれれば、との思いからでた言葉でした。

     ※地上の宗教の間違いについての詳しい内容は、「東京スピリチュアリズムサークル」HP、「読書会の学習ポイントと感想(2018年5月)」をごらんください。



 私は今回、お二人との話しをする時に、スピリチュアリズムやシルバーバーチという言葉を、敢(あ)えて一度も使いませんでした。それは、ものみの塔では他の霊的な教えはサタンの教えなので聞かないように教えられている、というのを目にしたことがあったからです。しかし、はたしてそれでよかったのかどうか、やはりもっとはっきり話したほうがよかったのではないかと、心の片隅にスッキリしない気持ちをずっと抱えていました。

そんな時、「日本スピリチュアル・ヒーラーグループ」のホームページ(ヒーラーの声)の「サタンなど本当はいないのに!」という記事を読んで、「ああ、やはりシルバーバーチの名前を出さなくてよかった!」と思いました。もし、スピリチュアリズムの名前をだして、サタンの教えだと気持ちを閉ざされてしまったら、お二人に真理を話せなくなってしまったからです。だた、最後にもう一言「私はスピリチュアリズムを学んでいます」、あるいは、「私はシルバーバーチの本を読んでいます」とつけ加えた方がよかったのかもしれません。その方が、彼女たちが霊的真理を知るきっかけが多くなるからです。


 ものみの塔のお二人もいつかは必ず教団の教えの間違いに気がつかれるはずです。その魂の目覚めの少しでも早い訪れを願う祈りとともに、この記事を閉じることにします。


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  ◎シルバーバーチの言葉

○輸血について
 「私は、ここで改めて輸血という行為に不賛成を表明せざるを得ません。そのわけは、輸血に際して注入されるのは血液だけでなくて、それに付随した幽質の要素も含まれているからです。それは献血者の人間性の一部です。つまり輸血によってその献血者の本性にかかわるさまざまな要素までもが他人に移されることになり、これは、場合によっては好ましくないケースも有り得ます。」 (『霊的新時代の到来』 P55 スピリチュアリズム普及会)

○「魂の病」について
 「宗教の教義(信条)による束縛は、地上の悲劇の一つです。それは重い疫病よりも悪質で、肉体の病気の苦しみよりも、はるかに酷(ひど)い苦痛をもたらします。なぜならそれは「魂の病(やまい)」を生み出し、霊に目隠しをしてしまうからです。」  
(『シルバーバーチの教え・上』 P124 スピリチュアリズム普及会)

○宗教的束縛(洗脳)について
 「私たちは物質世界の子供たちがどのようにすれば霊的真理の光に浴し、伸び伸びと生きることができるか、どのようにすれば人間的産物である教義への隷属状態から脱け出せるかをお教えしようとしているところです。もとよりそれは容易な仕事ではありません。なぜなら、いったん宗教的束縛を受けるようになると、迷信の厚い壁を真理の光が突き抜けるには、永い永い時間を要するからです。」 (『シルバーバーチの教え・上』 P40 スピリチュアリズム普及会)


   ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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