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「自分を人のために役立てることを実践している人たち」

   
 シルバーバーチがくり返し説いていることの一つに、「自分を人のために役立てる」という教えがあります。今回はそれを実践している二人を取りあげてみたいと思います。 


 一人目は、山口県の祖父の家に帰省して、2018年8月12日に行方不明になっていた2歳の藤本理稀(よしき)君を15日に発見した、尾畠(おばた)春夫さんです。行方不明になってから3日がすぎていたので、私も理稀君のお母さんと同じように、もしかしたら難しいかもしれない……、と考えていましたが、無事に発見されて本当によかったと思いました。テレビの報道を見ていて、尾畠さんの今までのボランティア経験を活かした推理力・洞察力にも驚きましたが、それよりも心を打たれたのは、「何も求めないのが、真のボランティアだと思う」という姿勢でした。尾畠さんのお話は心に響くものが多いのですが、中でも、「かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め」という言葉は、「無償の愛」の形を変えた表現だと思いました。 

 自分は学歴も何もないけれど、お世話になった社会に恩返しがしたい、との気持ちで始めたボランティア活動だそうです。必要なものはすべて自分で用意し、活動中は車の中で寝泊まりするなど、何も求めないという姿勢を貫き、謝礼などは一切受け取らないとのことです。また、「お金も体力もないから何もできない、という人には、心をくださいということにしている」、というお話もすばらしい言葉だと思います。

 78歳の尾畠さんは、年金暮らしの中での活動だそうですが、その奉仕の精神に徹した姿は、多くの人の心に感動を与えたことでしょう。また、発見には至りませんでしたが、捜索に協力した町内の皆さんにも心温まるものを感じました。


 二人目は、少し前になりますが、「世界ナゼそこに日本人、人々の命を救い世界で感謝されているスゴイ日本人2時間スペシャル(2018年6月18日 テレビ東京)」で放送されていた脳外科医の福島孝徳(たかのり)さんです。福島さんのことは、健康番組などで以前から何度も目にしていました。しかし、人柄や日常生活を知ったのは今回が初めてでした。

 これまで2万4千人以上の命を救ってきて、「ラストホープ」と呼ばれている福島さんのもとには、世界中から助けを求めるメールが毎日届きます。その一つ一つに患者さんの人生が掛かっているのだからといって、愛情をこめて返事をすると話されていました。

 食事は、野菜や果物・日本で買い集めたレトルト食品などで立ったままわずか2,3分ですませ、夜遅くまで仕事をしている福島さんです。それを見た記者が、「ご自分の時間はあるのですか?」と尋ねると、「私の自分の個人の時間なんてない。まったくないです。これが私の日常生活です。」との答えです。記者がさらに「何故そこまでして仕事をされるのですか?」と聞くと、「それは患者を愛しているから」との答えを聞いた時、その徹底した自己犠牲の精神に私の心は感動でいっぱいになりました。そして、この人の背後にはいったいどれほどの霊医(霊界の医者)たちが援助しているのだろうかと思いを巡(めぐ)らせました。アメリカ人の同僚医師が、「彼ほど神さまから愛されている医師はいない」といっていましたが、本当にその通りだと思います。


 今回取りあげたお二人は、おそらくシルバーバーチのことはご存知ないでしょう。しかし、その奉仕の精神に徹した生き方を実践されている姿には頭が下がります。霊的真理を知らない方でも、これほどの生き方ができるのです。ましてや、霊的真理を知った者は、その責務を果たすために、力の限り真理普及に努めていかなければならないとの強い思いに、身も心も引き締まりました。
          
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◎シルバーバーチの言葉

・「私たちからすれば、人のために役立つことをする人はすべて立派な人間ですが、その「役に立つ」というのは真理を普及することだけに限られるわけではありません。他にもいろいろあります。
病(やまい)に蝕まれた身体で苦しんでいる人々をその痛みから解放してあげること、不正と圧政に戦いを挑むこと、憎しみ合いをやめさせること、自由を守り悪を排除し、魂の奥にある大霊の資質を発揮させてあげること——こうした仕事は真の意味でのサービス(奉仕)といえます。」
(『シルバーバーチの教え・上』P54~P55 スピリチュアリズム普及会)


・「地上の価値判断の基準は私どもの世界とは異なります。地上では“物”を有難がり大切にしますが、こちらでは全く価値を認めません。人間が必死に求めようとする地位や財産や権威や権力にも重要性を認めません。そんなものは死とともに消えてなくなるのです。が、他人のために施した善意は決して消えません。なぜなら善意を施す行為に携わることによって霊的成長が得られるからです。博愛と情愛と献身から生まれた行為はその人の性格を増強し魂に消えることのない印象を刻み込んでいきます。
 (中略)あなたが他人のために自分なりにできるだけのことをしてあげたいという確信を心の奥に感じることができたら、あなたはまさに、あなたなりの能力のかぎりを開発したのであり、最善を尽くしたことになります。」
 (—地球人類にとっての真のバイブル―『シルバーバーチの霊訓』1:P117~P118 スピリチュアリズム普及会)


・「我欲を棄て他人のために自分を犠牲にすればするほど内部の神性がより大きく発揮され、あなたの存在の目的を成就しはじめることになります。家族的情愛や恋愛が間違っていると言っているのではありません。外へ向けてのより広い愛の方が上だと言っているのです。排他性の内向的愛よりも発展性の外交的愛の方が上です。
(中略)愛の最高の表現は己を思わず、報酬を求めず、温かさすら伴わずに、全てのものを愛することができることです。その段階に至った時は神の働きと同じです。なぜなら自我を完全に滅却しているからです。愛は人のために尽くし、人を支え、人を慰めんと欲します。愛は慈悲、同情、親切、優しさとなって表現されます。愛はまた、滅私と犠牲の行為となって表れます。」
 (—地球人類にとっての真のバイブル―『シルバーバーチの霊訓』1:P145~P146 スピリチュアリズム普及会)


・「あなた方は自らが大霊の一部であることを忘れてはいけません。あなた方一人ひとりが、大霊の仕事・大霊の力・大霊の愛・大霊の知識に貢献できるのです。 (中略)
 それをいかなる形でするか、手を差し伸べる相手が誰であるか、どこで暗闇に光明をもたらすかは問題ではありません。挫折した人々を元気づけ、弱っている人々に力を与え、飢えている人々に食べ物を施し、身を横たえる場所もない人々に休息の場を提供してあげることです。
 それらの一つひとつが大霊の仕事の一部なのです。そうした努力をしていればどこにいても常に、あなた方を援助するための霊力がもたらされ、魂を鼓舞してくれます。そして、あなた方の想像を超えた結果を生みだすことになるのです。
 大霊が働きかけるのは教会や大聖堂や寺院ではありません。霊力に反応する人がいれば、そこがどこであろうと大霊は誠意に燃えた高級界の霊団を派遣します。地上の人間はとかく大霊の働き場所を限定して考え、特別な資格を持った人々を通してのみ働きかけると思いがちですが、地上界へつながる通路さえあれば、どこであろうと、いつであろうと、誰であろうと、その通路を使って働きかけます。
 霊力には地上的な差別——階級や肩書、社会的地位や肌の色、国家や民族の違いなどは関係ありません。霊力に反応する人であれば、それが誰であろうと、そこがどこであろうと、高級界から霊力を注いて精神を明るく照らし、魂を鼓舞し、神のブドウ園の園丁(えんてい)として使用します。(「ブドウ園の園丁」は、マタイ伝の「神の国はブドウ園で働く人を雇うために朝早く出かける主人のようなものである」から——訳注)   (中略) 
そしてあなた方は、自分自身には何も求めず、ひたすら他人の霊的向上のみを目的とする真の奉仕(サービス)の喜びを味わうことになります。」 
(『シルバーバーチの教え・上』P91~P93 スピリチュアリズム普及会)


※なお、引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。




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