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「神と人類は、いったいどんな関係なのでしょうか?」            (東京スピリチュアリズムサークル9月の読書会に参加して)



 人間は、狩猟時代の昔から神に祈ってきました。その様子が洞窟の壁画に残されています。今でも毎日、大勢の人々が、神に祈りを捧げています。特定の宗教を信仰していない人でも、お正月の初詣や、受験シーズンの合格祈願には、神社やお寺でお祈りをしているのではないでしょうか。
ところで祈りを捧げる相手である「神」とは、どんな存在なのでしょうか。また神と人間の関係は、どのようなものなのでしょうか。


 シルバーバーチによってもたらされた「神観(神のイメージ)」をまとめると、①創造主としての神、②大霊としての神、③愛の始原としての神(愛なる神)、④摂理としての神、⑤究極の理想・目標としての神、の五つになります。この①から⑤を合わせて一つにした存在が「神観」になります。
中でも④の「摂理としての神(摂理観)」は、シルバーバーチが人類に初めて伝えた神観の核心部分といってもよいものです。私は、初めてこの“摂理の神”という言葉を目にした時の感動を今でも忘れられません。寝る前に少しでも霊訓を読もうと思い、横になって読んでいたのですが、“そうか、そうだったのか!”と思わず飛び起きてしまいました。


 さて、その摂理の神とはどのような神なのでしょう?一般的には誰もが自分の祈りは神が直接聞いてくださっていると考えています。それは、とても位の高い人と直接話をしているような感覚なのではないでしょうか。そして何とかしてその相手に自分の願いを聞き届けて欲しいと思い祈っています。今までの宗教でも神は人間を直接支配していると説いてきました。しかし、シルバーバーチは、「神が直接人間に関与することはない」と言っています。これは、今ある宗教の信仰を根底から覆(くつがえ)してしまうものです。

 神は、すべてのものを創造する時、それらを支配し、維持・運行するために「摂理(法則)」を設けました。この摂理は永遠に存在し、絶対に変わることはありません。人間もその摂理によって支配されているので、神が人間に直接関与することはないのです。神と人間との間には、常に摂理があるのです。つまり、神は摂理を介して人間を支配していることになります。神の創られた摂理は機械的に働き、例外は一切なく、そこに人間の感情が入り込む隙間はありません。ですから、えこひいきや特別な配慮というのもまったくないため、完全な公平・完全な平等が保たれています。人間の思いにおかまいなく働く摂理の機械性は、人間には冷たく感じられます。しかし摂理は人類が幸せになるために設けられたものです。摂理の背後には人類の霊的成長を願う、神の大きくて温かい愛が隠れているのです。

 
 私はシルバーバーチの霊訓に出会う前に、“こんなに心をこめて一生懸命に祈っているのに、なぜ神は応えてくださらないのだろう”という言葉を聞いたことがあります。そのころの私はあまり祈っていませんでしたが、同じような疑問は持っていました。人類はこの「摂理の神」という、霊的事実を知らなかったために今でも的外れな祈りをしているのです。それは聖職者と言われる人びとも例外ではありません。わたし自身も真理に出会う前は同じことをしていました。

 シルバーバーチは、霊訓の中でくり返し摂理の神について語っています。それには人類が神と人間の正しい関係を知って、真実の祈りができるようになって欲しいとの願いが込められています。摂理を無視した祈りは絶対に叶うことはないのです。この霊的事実、霊的真理が多くの人に伝わり、的外れな祈りをする人がいなくなるよう、私もシルバーバーチや高級霊の思いに少しでも応えていかなければいけない、との決意を新たにしました。 


(※「摂理の神」についての詳しい内容は、東京スピリチュアリズムサークルHP 読書会の学習ポイントと感想 2018年9月15日・16日を、「神観」については、同じく6月16日・17日をご覧ください。)

 ※なお引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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     ◎シルバーバーチの言葉

・「大霊による直接の関与などというものは絶対にありません。」  
(『霊的新時代の到来』P46 スピリチュアリズム普及会)

・「大霊とは摂理(法則)であり、あらゆるものを支配しています。摂理に関わりなく生じるものは、宇宙には何一つ存在しません。
 地震・雷・嵐——こうしたものについてどのように理解すべきか地上人が頭を悩ませていることは、私もよく承知しています。しかし、それらはすべて摂理の支配下にある宇宙の一部なのです。」(『シルバーバーチの教え・上』 P79 スピリチュアリズム普及会)

・「物的世界は、他のすべての世界と同じく、絶対不変の摂理によって支配されております。その摂理は無限の過去から存在していましたし、これからも無窮の未来まで存在し続けます。予期しなかった事情が生じて改めざるを得なくなることはありません。これまでの摂理では間に合わない新たな事態が生じるということも絶対にありません。その作用は完璧であり、停止することも、無効になることもありません。無限の知性によって考案されたものだからです。」 
   (『シルバーバーチの霊訓・11』 P89 潮文社)

・「宇宙は、誤ることのない叡智と慈悲深い目的をもった法則によって統括されています。その証拠に、あらゆる生命が暗黒から光明へ、低きものから高きものへ、不完全から完全へ向けて進化していることは、間違いない事実です。
このことは、慈悲の要素が摂理の中に配剤されていることを意味します。ただ、その慈悲性に富む摂理にも機械性があることを忘れてはなりません。」 
   (『地上人類への最高の福音』 P164 スピリチュアリズム普及会)

・「驚異に満ちたこの宇宙が、かつて一度たりともしくじり(・・・・)を犯したことのない摂理によって支配され、規制され、維持されているのです。その摂理の働きは、一度たりとも間違いを犯したことがないのです。変更になったこともありません。廃止されて別のものと置き換えられたこともありません。いま存在する自然法則はかつても存在し、これからも未来永劫存在し続けます。なぜなら、完ぺきな構想のもとに、全能の力によって生み出されたものだからです。
 宇宙のどこでもよろしい、よく観察すれば、雄大なものから極小のものまでの、ありとあらゆる相が、自然の法則によって生かされ、動かされ、規律正しくコントロールされていることがお分かりになります。途方もなく巨大な星雲を見ても、極微の生命を調べてみても、あるいは変転きわまりない大自然のパノラマに目を向けても、さらには小鳥・樹木・花・海・山川・湖のどれ一つ取ってみても、ちょうど地球が地軸を中心に回転することによって季節のめぐりが生じているように、すべての相とのつながりを考慮した法則によって統制されていることが分かります。
 種子を蒔けば目が出る——この、いつの時代にも変わらない摂理こそ、大霊の働きの典型です。大霊はしくじったことはありません。あなた方が見放さないかぎり、大霊は決してあなた方を見放しません。
 わたしは、大霊の子すべてに、そういう視野をもっていただきたいのです。」 
     (『霊的新時代の到来』 P199~P200 スピリチュアリズム普及会)

・シルバーバーチの祈りから
「(前略) 霊の世界から派遣されたあなたの使者であるわたしどもは、かつて限られた少数の人間のみに啓示され、今は物的領域を超えてあなたの計画を垣間(かいま)見ることのできる者すべてに啓示されつつある摂理の働きを、あなたの働きそのものとして啓示せんとしているところでございます。(後略)」 
     (『霊性進化の道しるべ』 P151 スピリチュアリズム普及会)


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