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「シルバーバーチの霊訓と他の霊界通信とは何が違うのでしょうか」      (東京スピリチュアリズムサークル2月の読書会に参加して)


 書店のコーナーやインターネットのサイトには、とてもたくさんの霊界通信の本が並んでいます。皆さんは、それらの霊界通信とシルバーバーチの霊訓との違いをご存知でしょうか?今回は、これについてお伝えしてみようと思います。


 シルバーバーチの霊訓に、『シルバーバーチの教え』(原題は『Teachings of Silver Birch』)という本があります。この本を編集したA・W・オースティンは、シルバーバーチの霊媒だったバーバネルが編集長を務めていたサイキックニューズ社のスタッフでした。霊性の優れたとても頭の切れる有能な人で、それはこの本の編集にも表れています。

 そのオースティンが書いた、“編集者まえがき”の冒頭に、「シルバーバーチは、これは自分の教えではなく、自分の所属界よりもさらに高い界層から送られてきたものを自分が中継しているにすぎないと言う。」(『シルバーバーチの教え・上』 P9)、という一文があります。本の前書きのしかも一番始めの文章ですので、つい読み過ごしてしまいがちですが、実はここにはとても大切なことが書かれているのです。

 霊界通信の内容は、通信を送ってきた霊のものだと考えるのが普通です。しかし、シルバーバーチは、“シルバーバーチの霊訓は、シルバーバーチの考えた教えではなく、シルバーバーチよりもさらに高い霊界から送られてきたもので、彼はそれを地上へ伝えるための通訳、メッセンジャーの役目をしている”、と驚くようなことをいっています。さらにこの本の別の所(P27)で「私は、この地上へ私を派遣した高級霊団のマウスピースにすぎない」ともいっています。

 となると、“ではいったいシルバーバーチは誰の教えを語っているのだろう?”という疑問が当然のように浮かんできます。それについては、『霊性進化の道しるべ』(P238)の中で、「皆さんは今、霊界での審議会で用意された叡智がこのわたしを通して届けられるのをお聞きになっていらっしゃるのです。」と述べています。

 スピリチュアリズムの思想は、霊界の高級霊たちが、地上の悲劇や不幸の根本原因である霊的無知を何とかしてなくそうとして、イエスが中心になって組織された高級霊団によって起こされた「地球人類救済計画」です。そしてシルバーバーチの霊訓は、スピリチュアリズムの思想の集大成として降ろされたものです。その教え(霊的真理)を降ろすために高級霊団が審議会を開き、教えの内容を吟味し、それを伝える役目を任されたのがシルバーバーチだったのです。何とシルバーバーチの教えは、霊界の超高級霊(高級神霊)たちの教えだったのです。このことからシルバーバーチの霊訓と他の霊界通信とでは、その教えの内容がまったく次元の違うものであることがわかります。


 さらにシルバーバーチの霊訓と他の霊界通信との違いがもう一つあります。それは、霊訓が地上へ降ろされるまでの通信方法の違いです。

 先ほどの『シルバーバーチの教え・上』の序文(P12)に、「我々がシルバーバーチと呼んでいる霊は、実はレッド・インディアンではない。(中略)その霊はたいへんな高級界に所属していて、その次元からは直接地上界と接触できないために、かつて地上でレッド・インディアンだった霊の霊的身体を中継して我々に語りかけている。(後略)」という文章があります。

 一般的な霊界通信は、通信霊 → 地上の霊媒 → 交霊会 というプロセスで伝えられます。しかし、シルバーバーチは、地上への再生を必要としない段階にまで進化した高級霊です。“再生の必要がない”ということは、霊的純化が完全で物質性が残っていないということです。物質性のないシルバーバーチは、物質界である地上界に直接接触することはできません。そこで、まだ物質性を多く残している幽界の霊(レッド・インディアン)を通して地上の霊媒であるバーバネルに通信を送る、という方法を取ったのです。
 つまり、通信霊(シルバーバーチ) → 幽界の霊媒(レッド・インディアン) → 地上の霊媒(バーバネル) → 交霊会、というとても複雑な通信方法が取られていたわけです。これほど複雑な方法で送られてきたにもかかわらず、教えの内容が変化することはありませんでした。同じ地上にいる人間どうしでも、何人かの人を通す間に話の内容が変わってしまうことは珍しくありません。しかし、シルバーバーチの霊界通信は、複雑な過程を経ても教えの内容は正確さを保ち、しかもそれが約60年もの長い期間続けられたということは、奇跡的なことだといっても過言ではありません。

 また、ほとんどの霊界通信は、幽界から送られてきたものです。中には霊界下層の霊が伝えてくるものもありますが、それはとても稀なことです。まして、シルバーバーチのような物質性のない高級霊が送ってくることはほとんどありません。その点でも、シルバーバーチの霊訓がいかに特殊なものなのかが見て取れるのです。

 ※シルバーバーチの霊訓の通信プロセス・霊界との関係については、東京スピリチュアリズムサークルHP 学習の感想とポイント(2019年2月)をご覧ください。
 ※『シルバーバーチの教え・上』及び『霊性進化の道しるべ』は、いずれもスピリチュアリズム普及会から出版されています。


 私は、シルバーバーチの霊訓を読むようになってから、“シルバーバーチの交霊会はどんな風だったのかなあ”と思ったことが何度もあります。一度でよいので参加してみたかったとも思いました。しかし、実は現在に生きる私たちの方が当時の交霊会の参加者たちよりも恵まれている点があるのです。それは霊的真理の全体を見渡して、体系的に理解できることです。シルバーバーチの交霊会が行われている間は、次々と新しい霊的真理が降ろされます。当時の人たちはそれを伝えるのに追われて、真理の全体像を見ることはできませんでした。ちょうど新しい洞窟が発見されて、その洞窟の地図に次々と新しい通路が書き加えられている間は、その洞窟の全体図や構造を把握することができないのと同じです。しかし、交霊会を主催したスワッファーや霊媒のバーバネルやオースティンたちが、必死になって生涯をかけて後世の人類に伝えてくれたお陰で、今、私たちはシルバーバーチの霊訓を手にすることができているのです。私はその大先輩たちの意志を無駄にしないように真理の理解と実践に努めて、私たちに託されたバトンを次の人に渡していきたいとの思いを新たにしています。

   ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

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    ◎シルバーバーチの言葉

●「私の役目は、私が所属する霊団からのメッセージお届けすることです。この霊媒と私自身の力量の範囲内で受け取ったものを、忠実に伝達する努力を続けてまいりました。」  (『シルバーバーチの教え・上』P27 スピリチュアリズム普及会)

●「私は一介の神の僕(しもべ)にすぎません。今まさに黎明(れいめい)を迎えんとしている新しい世界の一役を担うものとして、これまで忘れ去られてきた霊的法則を蘇(よみがえ)らせるために私を地上へ遣わした一団の通訳にすぎません。私のことをいつもマウスピース(代弁者)としてお考えください。」  (『シルバーバーチの霊訓・5』 P14 潮文社)

●「私の名はシルバーバーチではありません。これは私がバイブレーションを下げて地上世界とコンタクトすることを可能にしてくれる一種の変圧器の役目をしている、かつて地上でインディアンだった霊の名前です。(中略)
 地上時代の私はレッド・インディアンではありません。このインディアンよりはるかに古い時代の別の民族のものです。霊的進化の末に二度と地上世界へ生身に宿って戻ってくる必要のない段階まで到達いたしました。
 霊界の上層部には“神庁”とでもよぶべきものが存在します。それに所属するのは格別に進化をとげた霊、高級神霊です。その仕事は立案された創造進化の計画を円満に進展させることです。
 その神庁から私にお呼びが掛かり、これまでの進化で私が得たものを一時お預けにして可能なかぎり地上圏に近づき、その高級指導霊たちのメッセンジャーをとして働いてくれないかとの要請をうけたのです。
 私の役目はその指導霊たちの教えを取り次ぎ、一人でも多く、受け入れる用意のできた人間にお届けすることです。私は喜んでその要請をお引き受けしました、それが半世紀近くにもわたってたずさわってきた私の使命なのです。(中略)
 私にとって困ったことが一つありました。地上との接触(コンタクト)には霊界の霊媒が必要だということです。私自身が直接地上の霊媒と接触することは不可能だったのです。それは、私が到達した進化の階梯と霊媒のそれとが違いすぎて波長が合わないからです。そこで私はもう一人、変圧器(トランス)に相当する者を必要としたのです。
 指導霊たちが用意してくれたトランスは地上でレッド・インディアンに属していた霊の霊体でした。私に授けられる教えを地上へ伝達するための中間の媒体として、それが一ばん適切だったのです。」 (『シルバーバーチの霊訓・11』 P12~P13 潮文社)


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