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「なぜ霊界は天使や妖精の実態を伝えてくれたのでしょうか」1        (東京スピリチュアリズムサークル2019年6月の読書会に参加して)


   美術館で宗教画のコーナーに行くと、翼を持った天使や妖精が描かれているのをよく目にします。アニメやゲームの世界でも活躍の場を広げているようです。しかし、本当に天使や妖精が存在するのかどうかとなると、人によって考え方はさまざまだと思います。以前の私にとって、天使や妖精はファンタジーの世界の中の存在でしたが、本当に存在するのかどうかについては分からないままでした。それを明確な言葉で示してくれたのがシルバーバーチの霊訓を始めとするスピリチュアリズムの高級霊界通信でした。霊訓全体の中で天使や妖精について語られている部分は少ないのですが、その内容は人類にとってとても重要なものになっています。

 そこで今回はスピリチュアリズムが明らかにした『天使論』を、1.「天使の概要」 2.「天使の役目」 3.「天使と人間の共通点」 4.「天使と人間の相違点」 5.「スピリチュアリズムの天使論」とキリスト教について、といった形で2回に分けてお伝えしていこうと思います。


 1.「天使の概要」
 最初に「天使の概要」、天使とはどんな存在なのかについてお伝えしたいと思います。
 神の造られた世界には、地上に一度も誕生したことがない自然霊(精霊)がいます。その中で高級なものを「天使」といい、低級なものを「妖精(原始霊)」と呼んでいます。そして、それらの霊は霊界で永遠の生活を送るので地上生活とは無縁の存在です。私たち人間の出発点は地上界ですが、天使の出発点は霊界です。しかもその「霊界」というのは何と「宇宙圏霊界」なのです。私たち人間が長い時間をかけてやっとたどり着くことができる宇宙圏霊界に天使は誕生するのです。つまり天使は生まれながらにして高級霊なわけです(何やら“うらやましい”という声が聞こえてきそうですが…)。今、地上生活を送っている私たちにとって、天使は光り輝く超高級霊のような存在です。そして天使は、私たち人間が物質界に誕生するずっと前から存在しています。このように天使と人間では、個別霊としての出発点がまったく違うのです。


2.「天使の役目」
 では、生まれながらにして高級霊である天使には、いったいどんな役割があるのでしょうか。天使の役目は3つあります。

 1つ目は、「天使は神から、神の王国の維持・管理を託された役人・管理者」ということです。「神の王国(霊界・地上界)」にくまなく存在している天使は、国王(大霊)から王国の維持・管理を託され、神の代理者としてすべてを支配しています。さらに天使は、「大霊の摂理の執行者として神の王国の秩序を守る」という役目も担っています。人間には自由意志があるのでいつも摂理にそった行為をするとは限りません。そこで天使が常に人間の行為が摂理に適っているかどうかをチェックしています。人間の行為が摂理に適っていれば、天使はその人の霊的成長を認証してくれますが、そうでない時には正しい道に戻るための修正の方法を示してくれるのです。これが“償いの法則の執行”ということになります。以上が天使の一番大きな役目です。

 これについて実感を伴なって理解できる方はもしかするとあまりいらっしゃらないかもしれません。私などは、“人間が誕生する遥か以前から存在していて、人間一人ひとりの行いをすべてチェックしているなんてすごい存在なのだな”ぐらいの感じしか持てないでいます。


 さて、天使の役目の2つ目は、「天使は神の愛の伝達者としての仕事をする」ということです。神はすべてのものに愛を注がれています。もちろん私たち人間にも神は常に愛を注いでくださっています。人間は神の愛を感じた時、心の底からの喜びを味わいますが、神の愛が私たちに伝えられる“神の愛の伝達ルート”は2種類あります。

 1つ目は複数の天使を中継して人間に届けられるルートです。霊界には霊的成長度に基づくヒエラルキー(上下関係)がありますが、それと同じように天使の世界にもヒエラルキーがあります。神の愛はまずヒエラルキーの上位の高級天使に伝えられ、それがその下の天使へ伝えられ、さらにその下の天使へ → その下の天使 → その下の天使……と、どんどんヒエラルキーの下位の天使に伝えられ、最後に地上人に届けられるのです。これが“天使のヒエラルキーから伝えられる神の愛の直接的なルート”です。

 そして神の愛はもう一つ別のルートで人間に届けられます。まず神から高級天使へ伝えられた愛は、人間の霊のトップであるイエスへ伝えられます。その愛はイエスから下位の高級霊へ伝えられ、さらにその下の霊へ……、というように霊界のヒエラルキーを降りながら伝えられ、守護霊にまで到達して私たち地上界の人間に届けられます。これが“人間のヒエラルキーを通して伝えられる神の愛の間接的なルート”です。

 天使だけを中継される場合と人間の霊を中継する場合との違いはありますが、どちらの場合も天使を中継しているという点では同じなのです。


 そして天使の役目の3つ目は、「天使は妖精を用いて神の王国(自然界や生命界)の維持や運行のための仕事をする」ということです。妖精というのは天使の指示を受けて実際の仕事を行う存在です。自然界の創造・運行・維持は、すべて天使と妖精の働きによってなされているのです。今の地上界は人間の物質中心主義・利己主義によって自然環境や動植物を痛めつけ、天使や妖精の働きかけを妨害してばかりいます。もし、私たち地上人がもっと摂理にそった生き方をすることができれば、天使や妖精たちと協力して調和のとれた素晴らしい自然環境を作り出すことができます。それは決して夢物語ではありません。



3.「天使と人間の共通点」
 生まれながらにして高級霊である天使は、私たち地上人とはまったく違う存在に思えてしまいますが、実は天使には人間との共通点があるのです。それは、“天使も人間もともに本質は神の分霊である”という点です。天使も人間も神から分霊を与えられたミニチュアの神であり、大霊(神)を親とする霊的子供です。ということは、天使も人間も永遠に霊的成長する存在として造られていることになります。天使も人間と同じように神への奉仕と愛を通して霊的成長することを究極の目標としているのです。また霊界には霊的成長度に基づくヒエラルキー(上下関係)がありますが、天使たちも霊的成長に応じたヒエラルキーを形成しています。利他性を最も多く発揮できる霊は人間では“イエス“ですが、天使の場合は“最高級天使“になります。このように私たち人間は、レベルの差はとても大きいながらも天使と同じ要素を持っているのです。

 私は天使の誕生する世界や役目があまりにも自分とかけ離れていてため息が出そうになりましたが、共通する点もあることを知って気を取り直すことができました。


4.「天使と人間の相違点」
 人間と共通点を持つ天使ですが、もちろん人間と大きく異なる点もあります。一番大きな相違点は(前にも少し触れましたが)、“天使は霊界で誕生し、霊界で永遠の生活を送る”という点です。天使も人間も神からの分霊によって誕生しますが、人間のスタート地点が地上界であるのに対して天使のスタート地点は霊界です。従って天使は物質的な生活を必要とせず、物質とは無縁の存在なのです。

 次の相違点は、“天使には地上人のような男女の性別がない”という点です。男性と女性・陰陽・雌雄というのはあくまでも物質次元に必要な原理であって、物質界とはまったく縁のない宇宙圏霊界に誕生する天使には必要のないものです。地上的な表現をすれば天使は始めから中性ということになります。私たち人間の霊も霊界の界層が上がるにつれて男女の差が薄れていき、宇宙圏霊界では男女の区別がなくなることが霊訓の中に述べられています。

 さらに“天使には人間のような霊体もない”のです。物質と無縁な天使に肉体がないのは当然のことですが、霊体もありません。ではいったい天使はどんな姿をしているのかということになりますが、天使は個別性をそなえた光源体として存在しているのです。霊訓の中に、“私たち人間の霊は霊的成長がある段階まで進むと霊体もなくなり光のようになっていく”と述べられていますが、天使は始めからその光のような存在だということです。地上人が考えていた“人間のような姿をした羽のある天使像”は残念ながらフィクション、つまり想像の産物にすぎなかったのです。
                                         (次回へ続く)
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