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「ものみの塔の方たちとの何度かのお話で感じた、宗教の間違った教えの怖さ」 



 私は昨年、病気の治療のために、1年ほど自宅を離れて生活していました。私のガンの病状がかなり進行していて、最初に入院した病院では、手術ができないといわれたためです。

 手術後の抗がん剤治療中は、免疫力の低下・吐気・だるさ・痺れなどのいろいろな症状に対応するのが精一杯でした。が、全部で6回あるその治療も終了して、一月ほどが過ぎ、それまでとは違うサイクルに入ったころ、何か今の私でもスピリチュアリズムを広めるためにできることはないかしら、という思いが湧いてくるようになっていました。

しかし、そのような話をする知り合いもなく、外出も体力的に買い物に行く程度しかできません。頭や目もボーッとして、集中力が続かないのでまとまった文章を考えるのも思うようにならない状態です。それでも何かないかと考えていたとき、「ものみの塔」の人たちのことを思いだしました。それまでにも、2,3回いらしていたのですが、さすがに抗癌剤の治療中はお話する余裕がなく、あたりさわりのない応対をしていました。その方たちと少しお話をしてみようと思ったのです。あまり外に出かけられない当時の私にとって、あちらから来てくださるのはありがたいことでした。


 どうやってお話をしようかと考えましたが、まず、ものみの塔の教えの内容を知りたいと思い、二つほど聞いてみることにしました。

 「ものみの塔」というと、輸血をしないということがすぐに思い浮かびます。しかし、なぜ輸血を禁止しているのか、その理由を知りたいと思いました。というのもシルバーバーチも輸血には、血液にはその人の本質の一部である幽質が含まれているために賛成していないからです。

そこでさっそく聞いてみると、血は魂だからという私にはよくわからない答えでした。それではお肉は食べないですかと質問すると、「いえ、血を抜いた肉は食べます」とのこと。完全に血を抜くなんてできないのにと思いながら、細かいことにこだわってもしかたがないので、次にイエスについて聞いてみました。すると、イエスは神ではなく神が最初に作った人間、との答えでした、それを聞いた私は思わず、「ではイエスとその前の人間とはどう違うのですか」といったら、今までそんなことを聞いた人がいなかったのでしょう、相手の方はしどろもどろになってしまい、気の毒なことをしてしまいました。

 そこで話題を変えようと思い、死後の世界についての話をしようとしたら、霊や霊界は存在しないといわれて、今度は私の方が椅子から転げ落ちたような気分になるほど、ビックリしてしまいました。私の不勉強で、ものみの塔は『聖書』が教典ですので、霊や霊界の存在は、当然認めているものとばかり思っていたからです。でも、復活はあるというので、それでは人間は死んだあと復活するまでの間どうしているのかを聞くと、「神がこの人はこういう人だったと記憶してくださっていて、作り直してくださる」との答えに、また驚いてしまいました。お二人が帰られたあと、私はしばらくの間、考えこんでしまいました。霊も、霊界も認めないという方たちと、どのように話をしていけばよいのかが分からなくなってしまったのです。


 何日か考えた結果、聖書の内容の矛盾に気がつくきっかけになればと思い、その後、訪問してくださるたびに、疑問を投げかけてみることにしました。

ものみの塔では、聖書の内容は創世記も含めてすべて真実だと教えられているそうです。私は、創世記の部分は神話や伝説にすぎないことを伝えた後、創世記の内容が本当であると仮定して、話を進めてみました。まず、お二人に、神の造られた摂理は絶対で、人間の法律のように作り変えられることは絶対にないことについての同意を得たうえで、「完全で絶対に誤ることのない神が、洪水を起こして滅ぼさなければならないような、ある意味、失敗作ともいえるような人間を造ったのは、おかしいと思いませんか?」と疑問を投げかけました。また、別の日に、「罪を犯して刑務所に入った親の罪は、その子供の罪になり、子供(子孫)が償わないといけないのですか?」ときくと、「その必要はない」との答えでした。そこで、アダムとエバ(イブ)が犯した罪を、なぜその子孫が背負わなければならないのかを聞いてみました。が、いずれの質問にも明確な答えは聞くことはできませんでした。お二人ともとてもまじめな方で、その場でわからない時には次のときに答えを用意してきてくださいました。


 このように、お会いするたびにお二人が答えに困るような質問ばかりしていた私は、もしかすると気を悪くされているかなと思い、それを口にしました。すると、「いえ、私たちもいろんなお話をしたいと思うのですが、なかなかそのような機会がなくて……」といわれるのを聞いた時、本当の真理を求めている、この方たちの魂の奥底の声を聞いたような気がして、もどかしい気持ちになりました。それと同時に、お二人の守護霊のことが思いうかび、どんな思いで守護していらっしゃるのかを考えると、言葉にならない思いが込みあげてきました。何とか抜けだすきっかけになればと思い、その後もいろいろな疑問を投げかけてみましたが、シルバーバーチのいうように、一度宗教の教義に心を束縛されてしまうと、よほどのことがない限りそこから抜けだすのは難しいのです。まして、親がすでにその宗教を信仰していた場合、マインドコントロールはより深くなります。しかし、お二人のうち一人は、大人になってからの信仰でした。その方は、私が疑問を口にするたびに声をあげられて、心の奥で何かを感じていらっしゃるのが分かり、洗脳の深さは人それぞれなのが分かりました。

私はお二人とのお話を通して、霊的無知(霊的なことについて何も知らない)から作りだされた間違った教えが、魂の自由を奪い、霊的牢獄に閉じこめ、人間にとって最も大切な霊的成長の芽を摘んでしまう「魂の病」を引きおこすのを実感しました。


 ものみの塔の方たちは、世の中のようすからして近いうちにハルマゲドンが起こり、この地上に「神の国」が現れるのをひたすら待っているのです。それで、私は「神の国(地上天国)」は現れるが、それは神やイエスが与えてくださるものではなく、人間一人ひとりの努力によってつくりだされるものであることを伝えました。そして、いよいよ自宅に戻る日が近づいた日、「そういえばこんなことをいっていた人がいたなあ、と思いだしてくださればとても嬉しく思います。」と、いいました。地上にいる間に気づくのは難しいとしても、せめて霊界に戻ったときの魂の目覚めのきっかけの助けになれれば、との思いからでた言葉でした。

     ※地上の宗教の間違いについての詳しい内容は、「東京スピリチュアリズムサークル」HP、「読書会の学習ポイントと感想(2018年5月)」をごらんください。



 私は今回、お二人との話しをする時に、スピリチュアリズムやシルバーバーチという言葉を、敢(あ)えて一度も使いませんでした。それは、ものみの塔では他の霊的な教えはサタンの教えなので聞かないように教えられている、というのを目にしたことがあったからです。しかし、はたしてそれでよかったのかどうか、やはりもっとはっきり話したほうがよかったのではないかと、心の片隅にスッキリしない気持ちをずっと抱えていました。

そんな時、「日本スピリチュアル・ヒーラーグループ」のホームページ(ヒーラーの声)の「サタンなど本当はいないのに!」という記事を読んで、「ああ、やはりシルバーバーチの名前を出さなくてよかった!」と思いました。もし、スピリチュアリズムの名前をだして、サタンの教えだと気持ちを閉ざされてしまったら、お二人に真理を話せなくなってしまったからです。だた、最後にもう一言「私はスピリチュアリズムを学んでいます」、あるいは、「私はシルバーバーチの本を読んでいます」とつけ加えた方がよかったのかもしれません。その方が、彼女たちが霊的真理を知るきっかけが多くなるからです。


 ものみの塔のお二人もいつかは必ず教団の教えの間違いに気がつかれるはずです。その魂の目覚めの少しでも早い訪れを願う祈りとともに、この記事を閉じることにします。


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  ◎シルバーバーチの言葉

○輸血について
 「私は、ここで改めて輸血という行為に不賛成を表明せざるを得ません。そのわけは、輸血に際して注入されるのは血液だけでなくて、それに付随した幽質の要素も含まれているからです。それは献血者の人間性の一部です。つまり輸血によってその献血者の本性にかかわるさまざまな要素までもが他人に移されることになり、これは、場合によっては好ましくないケースも有り得ます。」 (『霊的新時代の到来』 P55 スピリチュアリズム普及会)

○「魂の病」について
 「宗教の教義(信条)による束縛は、地上の悲劇の一つです。それは重い疫病よりも悪質で、肉体の病気の苦しみよりも、はるかに酷(ひど)い苦痛をもたらします。なぜならそれは「魂の病(やまい)」を生み出し、霊に目隠しをしてしまうからです。」  
(『シルバーバーチの教え・上』 P124 スピリチュアリズム普及会)

○宗教的束縛(洗脳)について
 「私たちは物質世界の子供たちがどのようにすれば霊的真理の光に浴し、伸び伸びと生きることができるか、どのようにすれば人間的産物である教義への隷属状態から脱け出せるかをお教えしようとしているところです。もとよりそれは容易な仕事ではありません。なぜなら、いったん宗教的束縛を受けるようになると、迷信の厚い壁を真理の光が突き抜けるには、永い永い時間を要するからです。」 (『シルバーバーチの教え・上』 P40 スピリチュアリズム普及会)


   ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

「東京に新しい読書会ができました!」


        
 私がいつも参加している「埼玉シルバーバーチの会」の読書会には、神奈川県など遠方からの参加者が多く、中には仙台や札幌からいらっしゃる方もいます。私たち読書会の参加者のあいだで時おり、東京にも読書会があったらよいのにという話が前からでていましたが、「埼玉シルバーバーチの会」にも全国からの問い会わせや要望が多くあったようです。その声に応えようと、会の主催者の方が、東京で新たに読書会を開催されることになりました。それに伴い、会の名称も、「埼玉シルバーバーチの会」から「東京スピリチュアリズムサークル」に変更されました。その第1回目の読書会が、4月14日(日)に、スクエア荏原で開かれ、そこに私も参加しました。

新しい読書会が開かれるということは、霊界との新たな架け橋、霊の宮(神殿)ができるということです。そのためには、地上界はもちろんのこと、大勢の霊界の方々が、何か月も前からその神殿造りのために力を尽くしてくださっているはずです。また、新しい読書会の最初の会に参加できる機会はこれから先、そう何度もあることではありません。そのような大切な場所に相応しい心を整えようと思ったせいか、何日も前から少し緊張気味になってしまいました。
当日、会場に着くと、埼玉の読書会のメンバーに会いましたが、会場が異なっていたせいか皆さん、いつもとはどことなく違った雰囲気でした。もしかすると私と同じように、皆さんもいつもより気が張っていらしたのかもしれません。



 第1回目の学習内容は、「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」でした。
スピリチュアリズムの霊的真理の内容は多岐に渡り、霊訓の量も膨大です。そのため、部分的な理解や気に入ったところだけを読むという、偏った理解や実践になりがちです。それでは霊界が用意してくれたせっかくの霊的真理との出会いが台無しになってしまいます。それを防ぐためにも、まずスピリチュアリズムの全体像(アウトライン)を把握してから後に霊訓を学ぶようにすることは、必須といってよいほど重要なことなのです。

スピリチュアリズム運動の本質をついた定義は、「霊界主導の地球人類救済計画」です。イエスをはじめとする高級霊たちによって始められたこの計画は、地上の悲劇の根本原因である「霊的無知(霊的なことを何も知らないこと)」をなくすために、「霊的真理・霊的知識」を高級霊界通信によってもたらしました。それにより「霊的無知」の状態を抜けだし、「物質中心主義」や「利己主義」をなくし、「霊中心主義」「利他主義」が広まることによって地球全体を「霊的同胞世界(地上天国)」へと導こうとしているのです。

   ※詳しい内容は、「東京スピリチュアリズムサークル」のHP(ホームページ)、「読書会の学習ポイントと感想」をご覧ください。

 「全体像」は以前にも学習したことのある内容でしたが、今回あらためて学んでみると、その内容をより広い視点で捉(とら)えることができました。



 さて、今回の読書会には、もう一ついつもと違うことがありました。それはスピリチュアリズム人生の大先輩である「スピリチュアリズム普及会」の代表の小池さんが、「東京スピリチュアリズムサークル」の読書会開催のお祝いに駆けつけてくださったことです。そのことは私がいつもより緊張していたもう一つの原因でした。小池さんは私にとってビデオの中の存在で、どんな方なのだろうと思いをめぐらせることはありましたが、実際にお会いできることになるとは夢にも思っていませんでした。
 小池さんが、埼玉の読書会のメンバーの一人ひとりのことをよくご存知なのには驚きました。しかし、何よりも驚いたのは、小池さんが今までの私のことをよくご存知だったことです。去年、私が大きな病気をしたことで、どうやら普及会の中で話題に上ってしまったようです。それを聞かされた私は、目を丸くしながら思わず口元を覆ってしまい、まったく考えていなかった事態に少しの間、目が泳いでしまいました。



 ここからは、小池さんがお話されたことを少し紹介したいと思います。

 「スピリチュアリズム普及会」は、その名の通り、スピリチュアリズムの普及だけを目的として活動を続けているサークルです。このサークルでは、数あるスピリチュアリズムの霊界通信の中でも『シルバーバーチの霊訓』が、質・量ともに最高のものと考えています。そのため『シルバーバーチの霊訓』が広く知られ、霊訓の知名度が高まることをスピリチュアリズム普及のバロメーターと考えて、書籍・ニューズレター・HP(ホームページ) を通して、スピリチュアリズムとは何かを訴え、『シルバーバーチの霊訓』をPRしてきました。

そして、「心霊現象レベル」「知的好奇心レベル」のスピリチュアリズムではなく、霊界が本当に望んでいる「信仰実践レベル」のスピリチュアリズムの普及のために、モデルとなる読書会を目ざして、サークルのメンバーが読書会を立ち上げました。それから10数年が過ぎた今、その読書会で学び、霊界の道具としてスピリチュアリズムの普及に貢献したいと願う方が読書会を開くという、新たな流れが始まっています。

 その流れを受け、「スピリチュアリズム普及会」では、そのような方々の手助けをしたいという考えから、「スピリチュアリズムの全体像」「スピリチュアリズムの思想」を体系的に学べるようにビデオの製作を始めているところだそうです。
 全体像や体系的な学びというのは、一人で霊訓を読んでいるだけでは、なかなかつかみにくく、また一度の学習ですべてを理解するのは難しいものです。その点、繰り返し見ることのできるビデオはとても役に立つツールとなります。このような有益な教材があれば、いろいろな事情で読書会に参加できない方も、学びを深めることが可能になります。また、「人前で話すのは苦手だから」と、読書会をあきらめていた方も、ビデオを見ながらの学習であれば、読書会を開くことができるようになるわけです。このビデオはまだ製作途中ですが、今後少しずつYouTube(ユーチューブ)に公開していく予定だとのことでした。


 さらに小池さんはこんなお話もしてくださいました。

 読書会というと、正式な会場を借りてある程度の人数を揃えなければいけないと考えがちですが、その必要はないとのことです。静かに話ができるところであれば、公共の施設の片隅や、自宅の一室など会場はどこでもよく、また人数をそろえる必要もなく、「2人読書会」「3人読書会」という形でよいのだそうです。そのようなかたちで始めた普及会のメンバーの読書会が、「2人読書会」からだんだんと人数が増え、今では「5人読書会」にまで発展した例があるとのことでした。

   ※「スピリチュアリズム普及会」についての詳しい内容は、HPの「初めての方へ」の「スピリチュアリズム普及会の紹介」、または、「シルバーバーチの霊訓とは」の「シルバーバーチの霊訓と私たち普及会について」をご覧ください。


 このお話を聞いた私は、「これなら私でも読書会を開けるかもしれない」と思いました。今までは、「まず会場を探して、HPを作成して……」と高い高い壁のようなものを感じていました。が、お話を聞いているうちに肩の力が抜けていくように感じ、自宅の部屋を片づけて「2人読書会」を開けるようにできないものかしらかという考えが、頭の中に浮かんできました。

 小池さんは、とても力強くすべてを包み読むような大きな愛にあふれた方で、抗がん剤の副作用による末梢神経障害で、ややもすると心が下向きになりそうな私でしたが、お話が進むうちにその気持ちはどこかへ吹き飛んでしまい、霊界の道具を目ざして頑張ろうという思いでいっぱいになりました。


   ※なお、引用に当たっては、「スピリチュアリズム普及会」の許可を得ています。




「シルバーバーチのことばにささえられて、病気を乗り越えることができました」(2)


  退院して2週間が過ぎ、手術後の細胞診の結果、切除したリンパ節などに肉眼では確認できないものの、顕微鏡レベルでは、がん細胞があるので化学療法(抗がん剤治療)が必要、との話がありました。
 私は、抗がん剤治療は受けないつもりでいました。しかしまだ、がん細胞の増殖の勢いが治まっていないようすでしたので、今回は仕方がないと考え、4月の末から治療を始めることにしました。

 抗がん剤治療の大変さは、テレビや本などで目にはしていましたが、今回実際に経験してみて、確かにその通りでした。私も、吐気・めまい・ふらつき・味覚の鈍化・食欲不振・全身のだるさ・全身の痺れ感(特に手足の痺れ)など、一通りの症状は経験しました。全部で6回の治療でしたが、回数を重ねて4回目を超えるころから、だんだんと症状が重くなってきました。身体が少し落ち着いてきたころに次の治療を受けることになり、数か月に及ぶその繰り返しは、精神的な負担を徐々に大きくするのだと思います。

 抗がん剤の副作用による症状は人それぞれです。私の場合は重度ではなかったものの、眠っている時間以外に次々と襲ってくる数々の症状は、今までに経験したことのない苦しさでした。その状態の最中(さなか)、私にとっての一番の問題は、その苦しさにどのように向き合うかでした。

 幸いに私は、「地上生活は霊界での生活を始めるための準備期間である」、「苦しみや困難は、霊が成長するために必要である」、「霊的視点から観たとき、苦しみや困難は、むしろありがたいもの」、「耐え切れないほどの苦しみや困難を背負わされることはない」ことを、シルバーバーチの霊訓から学んでいました。

 しかし、連続する苦しみの日々を過ごしていると、どうしてもその苦しさから逃れるための物質的な手段にばかり心が向くようになります。もちろん、吐気や痛みなどの症状を和らげる処置は必要です。その上でそれらの苦しみに呑みこまれないためには、自分の心を霊的視点へ向けるための努力は絶対に欠かすことができません。

 私は、心が折れそうになるたびに、「苦しい時こそ霊的成長のチャンス!」、「自分に乗り越えられない苦しみは絶対にない!」と繰り返し自分に言い聞かせていました。そして、集中力が続かないため、長い時間はできませんでしたが、瞑想したり霊訓を読むことで、心の平静を取りもどす工夫を続けました。痛みや不快感そのものに変化はなかったのだと思いますが、その間は色々な症状が気にならなくなっているのに気がつき、自分が肉体だけの存在ではないことを実感することもありました。

 ただ、このような努力をしていても、どうにもならない気持ちになることがあります。病気というものには、ある意味とても孤独な戦いを強いられる一面があるからです。そんな時に私のささえになったのは、「人間には必ず摂理の範囲内で自分を助け、導いてくれている守護霊がいる」という、霊的知識です。どうしようもない苦しさを感じた時は自分の守護霊に心を向け、「どうかこの苦しみを乗り越える力、耐える力をあたえてください」と祈り、自分は決して一人ぼっちではなく、目には見えなくても、今、この瞬間も見守り導いてくれていることを思いだし、心を奮い立たせていました。

 痛みや苦しみとの戦いでも、物質的視点でそれに立ち向かうのか、それとも霊的視点で臨(のぞ)むかによって、精神的には大きな差が生まれます。それは、戦う相手が病気から自分の心へと変わるからです。幸い私は、この霊的視点を少し学んでいたお陰で、絶望感に襲われるようなことは、一度もありませんでした。

 そうしているうちに時は流れ、8月の末に6回目の治療も終わり、3種類のガンの腫瘍マーカーの数値も正常範囲に落ち着き、9月の半ばには次回の診察は、3か月後ということになりました。薬の副作用の末梢神経障害からくる、痺れや微妙な身体の動きにくさなどの症状は今も続いていますが、体力的には徐々に回復しているのを感じています。

 昨今、日本人の二人に一人が、がんになる時代といわれています。今、この瞬間も、きっと大勢の方が、がんで苦しんでいらっしゃることと思います。また、それをサポートされているご家族などの皆さんも大変につらい思いをされていることでしょう。私の今回の経験が、そのような方たちのお役に少しでも立てたらと思い、個人的なことではありますが、記事にさせていただきました。

 最後に私がささえられた、シルバーバーチの霊訓を記(しる)して、この記事を閉じることにします。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●困難(苦しみ)について
 ・「困難と悲しみを通してはじめて、魂が自我に目覚めていくのです。もちろん、それは容易なことではありません。とても辛いことです。でも、それが霊としての永遠の身支度をすることになるのです。なぜなら、地上生活のそもそもの目的が、地上を去ったあとに待ちうける次の段階の生活にそなえて、それに必要な霊的成長と才能を身につけていくことだからです。」
             (『霊的新時代の到来』 P253 スピリチュアリズム普及会)

 ・「困難や障害にどう対処するかによって、あなた方の魂の成長が決まります。何の困難もなしに、魂に内在する最高のものを顕現させられるとしたら、それは価値あるものとは言えません。
 ですから、とにかく挫(くじ)けないことです。潜在する力を活用しても克服できないほどの大きな困難や障害は絶対に生じません。」    (『シルバーバーチの教え・上』 P177~P178)

●守護霊について
 ・「母体内での受胎の瞬間から、あるいはそれ以前から、その人間の守護の任に当たる霊が付きます。そして、その人間の死の瞬間まで、与えられた責任と義務の遂行に最善を尽くします。守護霊の存在を人間が自覚するとしないとでは大いに違ってきます。自覚してくれれば守護霊の方も仕事がやりやすくなります。守護霊は決まって一人だけですが、その援助にあたる霊は何人かおります。」             (『シルバーバーチの霊訓』1 P179 潮文社)

 ・「あなたを愛する人々、そしてあなたの心臓の鼓動や呼吸と同じくらい身近にいて世話を焼いてくれている人々が、あなたを見放すはずがないとの信念に燃えてください。」
                (『シルバーバーチ最後の啓示』 P79 ハート出版)

  ※なお、引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

「シルバーバーチのことばにささえられて、病気を乗り越えることができました」(1)



  私事になりますが、今年の2月の末にお腹の痛みで夜も眠れない日が続き、とうとう我慢ができなくなって、救急車を呼びました。簡単な検査の末、そのまま入院となりました。
 その後の詳しい検査の結果、下された診断は、「子宮体がんのステージⅢc1期」でした。いわゆる末期がんといわれる「ステージⅣ」の一歩手前で、がん細胞が他の臓器に転移しようとしている状態だったわけです。

 病名を聞いた時、ガンになるような食生活はしていなかったので、少し意外な気がしました。そういえばホルモンバランスは昔からあまり良くなかったとは思いましたが、恐怖感はまったくありませんでした。
 それは、「人間の本質は肉体ではなく霊である」、「人間には肉体と霊体の二つの身体がある」、「死とは肉体を脱ぎ捨てて(離れて)霊体だけになり、霊界で新しい生活を始める」ことをシルバーバーチの霊訓から学んでいたため、死に対する不安や恐れを持たなくなっていたからです。

 シルバーバーチは、次のように述べています。

・「人間が“死”と呼んでいるのは、その物的身体が活動をやめるというだけのことです。(中略)死とともに、本当のあなたである霊は肉体という牢から解放され、より精妙な身体、霊的身体――幽体と呼ぶ人もいます――を通して自我を表現することになります。(中略)あなた方が“死”と呼んでいる現象は、実は、それまでとは比較にならないほど大きな活動の舞台、生命活動の世界へ誘(いざな)ってくれる門出なのです。」               (『地上人類への最高の福音』P32 スピリチュアリズム普及会)

・「死は、肉体という牢獄に閉じ込められていた霊が自由の喜びを満喫するようになることです。苦しみから解放されて霊本来の姿に戻ることが、本当に悲劇でしょうか。天上的色彩を眺め、物質的表現を超越した天上の音楽を聴けるようになることが悲劇でしょうか。痛みのない体で自己を表現し、一瞬のうちに世界中を駈けめぐり、霊の世界の美しさを満喫できるようになることを、あなた方は悲劇と呼ぶのでしょうか。」                 (『シルバーバーチの教え・上』P186 スピリチュアリズム普及会)

・「死は消滅ではありません。霊が別の世界へ解き放たれるための手段にすぎません。誕生が地上生活へ入るための手段であれば、死は地上生活から出るための手段ということができます。」
                                         (『霊的新時代の到来』 P255  スピリチュアリズム普及会)


「死」とは住む世界が変わるだけで、決して嘆き悲しむようなものではないことを語っています。
このようなことを学んでいたおかげで、ちょっと予想外の病名でしたが、心に嵐が吹き荒れ、不安に陥るようなことはありませんでした。

その後、手術前の検査が終わり、3月中旬に手術を受けました。手術時間は4時間の予定でしたが、腸への癒着がひどく5時間半かかりました。私は手術に対しても緊張感はなく、「もし、手術中に死ぬようなことがあっても、霊界での新しい生活が始まるだけなので、それはそれで構わない」と思っていました。が、どうやら私はまだ地上世界を離れる時期ではなかったようです。そして、手術後の経過も比較的順調でしたので、4月10日に無事退院することができました。 
                                                                      (続く)
  ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

  「第14回公開ヒーリングに参加して」



 11月27日(日)、横浜市青葉区にある、“アートフォーラムあざみ野”で、日本スピリチュアル・ヒーラーグループによる「第14回公開ヒーリング」が、開催されました。


 私は、前に第12回公開ヒーリングに参加させて頂いたのですが、今回、「埼玉シルバーバーチの会」からのお手伝いという、思いがけない形で再び参加することになりました。

 空模様が気になるお天気でしたが、皆さん無事においで下さいました。中には、北海道から参加された方もいらっしゃいました。

 スピリチュアル・ヒーリングやスピリット・ヒーリングについての説明の後、休憩を挟(はさ)んで静かな心地よい音楽が流れる中、3回の直接ヒーリングが行われました。


 心鎮まる落ち着いた雰囲気の中で行われるヒーリングが進むと、それをご覧になっていらっしゃる方の中に、ハンカチを目に当てる方、肩を震わせている方をお見受けしました。

ヒーリングを受けられた方の中に、長い間、重い病を患われている方がおられました。その方の心の内を聞かせて頂いているときです。私自身、去年かなりの体調不良を経験していたこともあり、その方が今日ここにいらっしゃるまでに、どれほどの不安や苦しみを味わい、それを乗り越えていらしたのかがよく分かり、思わず涙ぐんでしまいました。

そしてヒーリング終了後の「高級霊との交わりは、こうしたとても静かな中で行われます」との司会者の言葉が印象に残りました。
ヒーリングというものが、派手なイメージを持たれることも多い中で、スピリチュアル・ヒーリングの中の最高のヒーリングである、スピリット・ヒーリングの特徴の一面をよくあらわしている言葉だと思ったからです。


 高級霊と霊医たちと日本スピリチュアル・ヒーラーグループの皆さんがつくりだす、暖かく清らかで穏やかなバイブレーションにより、会場は霊界の音楽が聴こえてきそうなほど精妙になっていました。その高貴な空間・会場の雰囲気は、霊界の存在をしっかりと実感させるのに十分なものでした。
私は、シルバーバーチの霊訓が降ろされた交霊会も、きっとこのようなものだったのではないかと想像しています。


 何よりも、少し緊張気味で参加された皆さんが、お帰りになられる時には、どの方もにこやかで、とても和やかなお顔になられているのを見て、この場にいられたことに嬉しさと深い感謝の思いが湧(わ)いてきました。


   ※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。











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